魔法習得の真実
時を遡り数日。
魔力を授かった私は魔法を使いたくてウズウズしていた。
魔法、魔法
ゲームでキャラクターが使っていた憧れの魔法。
しかし家族も使用人もあの様だ。喧嘩中。
自力だ!
私は書斎に行く。書斎と言ってもここは宝物庫ですか?並のデカさと広さ。正に図書館レベル。公爵家様様です。
まず下の段を見てみる。こう、初級編とか、馬鹿でもわかるとか、簡単な本はないかと。が、ない。デスヨネー
こう念じたら来ないかな。
むむむ魔法の使い方、魔法の使い方…
来ない。
と、言うことは探さねば、が上はどうする?
なんたって2歳児だ。届かない。
風で浮く?
本当に浮くだけだった。
あ、空間魔法?
アイテムボックス見たいのが習得できた。何でも入りそう。
空飛ぶ魔法は無いのか⁈
空、飛ぶ、あ、重力魔法か!自分と地面を反発させてさっきの風魔法で浮けば…
結果、
出来てしまった。
飛んでるよースイースイー。
鳥はこんな感じか。
あれ、本居る?
イメージした方が早くね?
いや、詠唱した方が威力が上がるのはよくある話。
呪文は、大事だ。
3日後。
私は書斎の本を全て網羅した。
と、いうか気づいたら3日経ってた。
全然疲れてない‼︎
肩こりや筋肉痛位覚悟してたのに、
まさか、健康体って、常に健康体⁈
疲れ知らず⁈
痛みはあったから気づかなかった。
聞いてない、聞いてないよ‼︎
気づいたら文字もマスターだよ。
こ、これがチート。いや、努力すればまだ能力上がるよね、
…上がるよね
もう一回神殿に行きたい。
いや、まず、嵐を納めねば、
魔法のお披露目だぁー
こうして私は3日で魔法をマスターした。
空飛ぶ魔法は未だに無いのを知らずに。