双六1-2
「おはようございます」
僕たちの学校では最初の一週間は新入生が早く上級生となじめるように部活度だけの期間がある。
「おっはー壱絆君」
扉の前で、同じく新入生の綾辻慧音と会った、彼女は初対面の時から慣れ慣れしかった。
珍しくいつもいる先輩たちが居なかった、いや居たことはいる、この部活では珍しい常識人の先輩和宮愛華先輩が居た、
おはよう壱絆君、慧音さんいつも、居るバカ二人はどこか行ってるようで、まだ来てないよ、そういえば、青葉君は?
青葉というのは、僕たちと同じ一年なのだが、そのうん、少し残念なイケメンだね。
「そういえば君たちは付き合ってるのかい?」
「、、、は?」
「、、、、、、、」
「えーと、参考までになんでそう思ったんですか先輩?」
「いつも一緒に来るじゃないか、君たちはクラスも違うわけだろう?」
「いやいつもたまたま部室の前で会うだけですよ、なのでそういうことはありません」
「なんだつまらない」
あれ今この人つまらないって言わなかったか、
そんな雑談をしていたらいきなり勢いよく扉が開いたと思ったら、特殊部隊に恰好した怪しい人間がぞろぞろ入ってき、襲われた、そのまま麻袋に入れられどこかに連れ去られた。