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選択の時に選ぶのは

白衣神社(はくえじんじゃ)白夜(はくや)が眠りについてから五日がすぎていた。


心貴(しんき)真異(まこと)白夜(はくや)の目覚めを本宮で待ち続けた。


そんななか心貴(しんき)真異(まこと)を呼び出し話し合いの場を設けたいと言っていた。


そして今日それは叶い二人は向き合っていた。神としての姿を露わにしていて。


真名を交換し合っている二人の神は互いの名を呼んだ。



蘇芳埜命(すおうのみこと)」そう真異(まこと)の名を心貴(しんき)は呼んだ。



百弥野命(ひゃくやのみこと)」そう心貴(しんき)の名を真異(まこと)は呼んだ。



久しく露わにされていなかった心貴(しんき)の神としての姿に懐かしそうに真異は目を細めた。


心貴(しんき)は稲穂色の黄金の髪を腰まで垂らしていた。白を基調とした衣に所々に金の模様が刻まれていた。


真異(まこと)は濡れ羽色の漆黒の髪を足首まで伸ばしていた。黒を基調とした衣に所々に白の模様が刻まれていた。


彼らは鏡のように向き合いそして真異(まこと)心貴(しんき)は問いかけた。



「もうわかっているのでしょう?」



「彼女へ彼方が施した呪詛が解かれようとしている」



その言の葉に真異(まこと)は哀しみを籠めた声で囁きかえした。



「わかっているよ。このままではあの子は死におちる」



「でも君もわかっているのでしょう?」



「僕がこれから何を彼女に課すのかも?」



真異(まこと)の言の葉に心貴(しんき)は哀しみと懇願を籠め囁きかえす。



「わかっているのですか?彼女はそれを望まない」



「今終わることができるのであれば彼女は終わるべきなのです」



「それをずっと彼女が望んでいたことを彼方もわかっているはずです」



その言の葉に真異(まこと)は顔を歪ませた。言の葉をかえすことはなく沈黙がその場を支配した。


だけれどその沈黙も破られる。二人を呼ぶ愛しきものの声によって。


その声は果たしてどちらを呼ぶのか?それが二人を別つ。


だけれどきっと三人は共にあるのだろう。そう今までの様に三人でその日まで生きていく……。




これで結末は分岐します。お好きな方を選んで読んでくださいね。


すぐアップしますので。其れでは失礼します。ぺこり。


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