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魔物っ子たちは雪遊びが好き。

氷の木に飾る灯りの魔道具を、具体的に何個くらいあればいいのかを考える。

いっぱいつけすぎてもギラギラになっちゃうしねぇ。

ランダムに飾るか、それとも規則性を持たせて飾るかでも違ってくるだろう。


「ずいぶん楽しそうだったね」


「あ、へいか。お話は終わったんですか?」


「あぁ。カーナディア嬢に学術殿を休むようお願いしただけだからね」


それにしては長かったような?

陛下は本当だと言って私の頭を撫でると、ユーシェの側に向かった。

そして、氷の木を見て、ユーシェを褒め称える。

ユーシェも、私が褒めたときより嬉しそうだし、思いきり陛下に甘えていた。

なんか親友に彼氏ができて、親友を奪われたような気分なんですけど!?


「ユーシェ、へいかに魔道具のことお願いしようよ!」


ユーシェは変わらず陛下に甘えていて、聞いているのかわからなかった。

でも、甘えながら氷の木の飾りつけについて説明してくれていたようだ。


「灯りの魔道具を飾ることにしたのか。すぐに用意しよう」


陛下は灯りの魔道具を用意するよう、警衛隊員に言いつける。

人払いがされているときは、警衛隊員が侍従の代わりもしないといけないので大変そう。

仕事を増やした原因は私だけど……。

それから、花をどこまで飾るのか、どういうふうに飾るのかを話し合っていたら、籠を持った人がぞろぞろと部屋に入ってきた。


「花はこれでよかったかい?」


籠の中身はたくさんの切花が入っていて、その籠が……数えきれないほどある。

うんと返事をしたものの、全部できるかな?


「ユーシェ、試しにやってみよう!」


籠から一本だけ花を取り、ユーシェに差し出す。


「ネフェルティマ嬢、そのままだと君の手も凍ってしまうよ?」


「え!?」


さらっと恐ろしいことを言われ、思わず花を持っていた手を引っ込める。

持ったままがダメなのか?床に置いた方がいい?


「せっかくだ。炎竜殿の力を使ってみてはどうかな?」


花を床に置こうとしたところに、陛下のこの発言である。

私は中途半端な姿勢のまま、陛下を見やった。

陛下は、私がミルマ国でソルの力を使えたことを知っており、練習だと思って気軽にやればいいと。

もし暴走しても、宮殿にはユーシェとサチェ、カイディーテがいるから抑えられると自信たっぷりな様子で語る。


「こうやって、部分的に聖獣の力をまとわせることも可能だ。これができるようになれば、武器などにもまとわせられる」


陛下は片手を私の方に差し出してきた。

一見、なんの変化も見られない。触っていいと言われたので、陛下の手を触ってみると、少し違和感を覚えた。

感触は人肌なのは間違いない。

でも、陛下の手って、こんなにもっちり潤っていたかな?

まるで丁寧に手入れたされた直後の肌のようだ。

ん?んんん??

陛下の手を何度か揉んでみると、ぬるんっと指が滑っていく。

ボディークリームやオイルでのマッサージに似ている動きに、私はピンときた。

陛下の手の表面に見えないくらい薄い何かがあるのではないかと!


「気づいたかい?」


「何かを塗ったような感じになってます」


私の答えに陛下は微笑むと、その何かを見えるようにしてくれた。


「水?」


透明なぷるぷるしたものが陛下の手を(おお)っている。

これ、やっているのが陛下だから魔法かユーシェの力だなってわかるけど、他の人だったらスライムに襲われているようにしか見えないよ?


「炎竜殿の力で手袋を作ってはめるところを想像してごらん」


してごらんと言われても、最初のソルの力で手袋を作る部分が難題なのだが……。

とりあえず、うさぎさんリュックをぎゅっと抱きしめて、ソルに念話を飛ばす。


――いかがした?


――なんかよくわからないけど、ユーシェの力で凍らないよう、ソルの力で手袋を作れって陛下に言われた……。


端的に言ったら意味がわからないと言われたので、ソルに今の状況を説明する。

ユーシェが怒っていたことを話したときは、ソルもユーシェに同情していた。


――大まかなことは理解した。しかし、まだそなたには難しいように思うが?


――ですよねー。前は上手くいったとはいえ、着ぐるみだったもんねー。


着ぐるみの手の部分だけをイメージしても、上手くいくとは思えない。いっそのこと、また全身着ぐるみになった方が上手くできる確率は高いかも?

とはいえ、同じ着ぐるみだと芸がない気がするので、うさぎさん以外にしてみるのもありかも!

ここはやっぱりラース君か?それともハンレイ先生みたいにもっふもふなわんこか?悩むなぁ。


「おねえ様!ラース君とハンレイ先生、どっちがいいと思う?」


突然変な質問をされ、お姉ちゃんはきょとんとした表情になる。それから何かを察したのか真剣な顔になり、出した答えは……。


「ネマならどちらでも似合うわ!」


お姉ちゃんに聞いたのが間違いだったわ。


「どちらかに絞らず、今日はラース様で次はハンレイでもいいんじゃないかしら?」


前言撤回!さすが私のお姉ちゃん!

お姉ちゃんの言う通り、そのつど変えるのもありだよね。

じゃあ、今日は氷ばっかりだから、見た目にも暖かいハンレイ先生にしよう!

うさぎさんがハンレイ先生……うさぎさんがハンレイ先生……。

うさぎリュックとお姉ちゃんが作ってくれた等身大ハンレイ先生のぬいぐるみを脳内に思い浮かべる。


「……ネフェルティマ嬢、それでいいのか?」


陛下の表情で、ソルの力をまとうことに成功したのだと(さと)る。

自分の両手を見ると、赤い毛並みで肉球がピンクな動物の手があった。

くそぅ……色は赤固定なのか!

でも、ちゃんと長毛のもふもふになっているようだし、色はまぁいいか。


「これじゃないと上手くできないんで」


「いや、君の発想力は凄いな」


もしかして陛下、引いてる?


「服や防具を想像するよりわかりやすいので」


私がそう言うと、陛下は納得した。

こっちの衣装、装飾の刺繍は複雑だし、防具なんて身近なものじゃないから、細部までイメージできないんだよね。


「ネマ、とっても可愛いわ!今度、これで絵を描いてもらいましょう?」


我慢できなくなったのか、お姉ちゃんが抱きついてきて、着ぐるみの頭の部分に頬擦りをする。


「毛並みもわたくしが作ったぬいぐるみにそっくり……気持ちいいわね」


ちゃんと毛並みまで再現できているのか!私も触りたい!

だが、この手では触れない!!なんという拷問だ!

あ……陛下が言っていた、部分的にまとうのができるようになれば、この着ぐるみも触れるようになるのでは?

手の部分だけをなくす……なくなれーなくなれー。


「お、戻った?」


手の部分が自分の手になったので、早速頭に手をやる。

しかし、手から伝わってきたのは明らかに髪の感触。


「あれ?」


手の部分がなくなるように念じていたら、着ぐるみ自体がなくなってしまったようだ。

もう一度、うさぎさんリュックとハンレイ先生のぬいぐるみを頭に浮かべる。

ふむ。着ぐるみをまとうのはちゃんとできるっぽい。

肉球つきの両手を見て、上手くいったことを確認した。

今度、鏡の前でやってみようかな?どんなふうなのか、自分の目で見てみたいし。


「焦らずともよい」


肉球がついた両手を眺めていたら、陛下に頭を撫でられた。だが、着ぐるみの上からなので撫でられている感覚はない。

というか、陛下!撫でるふりして着ぐるみの毛並みを堪能しているでしょ!

今日はこれでいいと言うので、今度こそユーシェに花を差し出すために花を持とうと……と、取れないだと!?

床に置いた花を取ろうとしたら、着ぐるみの指の部分が思ったように動かせず、細い茎を摘むことができなかった。

葉っぱならなんとか摘めたと思った瞬間に、茎から葉っぱが外れる。

見かねたお姉ちゃんが拾って渡してくれたが、この肉球グローブ、めっちゃ不便!

花の茎の部分を両手の肉球で押さえて、なんとか真っ直ぐに持つ。


「ユーシェ、これなら大丈夫でしょ?」


――ブルルッ!


ユーシェが軽く首を縦に振ると、持っていた花の根元から氷が現れた。

スーッと上に延びていく氷。葉っぱ、花弁まであっという間に凍ってしまう。


「おぉ!」


凍ったとはいえ、氷が透明なので花の彩りはそのままだ。


「さすがユーシェ!これをいっぱい作ろう!」


まずはお花畑エリアに雪で畑を作る。

雪は固め……というか、シャーベット状に近く、氷の花を差しても倒れないようにしてもらった。


――ワンッ!

――ワンッ!

――きゅーん!


雪の畑の出現に、魔物っ子たちが我先にと駆け出す。

点々とついていく足跡。

星伍と陸星に比べると、稲穂の足跡はちょっと縦長だな。

私は自分の両手を見つめた。

手のひらには肉球。これなら、綺麗に跡がつくのではなかろうか?

試しに右手を雪の上に置く。

そして、そーっと離してみるが……なんか跡が薄い。

もう一度、今度は押しつけるようにしてみると、くっきり肉球の形に凹んだ。


「上出来!」


綺麗に押された肉球の跡に満足していると、私の横から何かが飛び出してきた。


――みゅっ!


雪の上に着地したのは白だった。

しかし、その下には私が作った肉球があり、白のまん丸ボディーの形に上書きされてしまう。


――みゅーーー!!


縦横無尽に雪の上を転がり回る白。

その軌跡が変な模様みたいなのは面白いけど、星伍たちの可愛い足跡まで消されていく。

そんな白に触発されたのか、青まで雪の上に飛び降り、白と同様に転げ回る。

白が描いた軌跡もぐちゃぐちゃになり、なんという諸行無常……。


――うきゅー!うきゅっきゅっ!


青が雪まみれの状態で一際大きく鳴いた。


「わかった」


海に何かお願いしたようだが……こいつら何をするつもりだ?

海とスライム二匹を観察していると、海は青に雪をかぶせて丸くしていく。


「ちょっと待った!」


私は急いで海を止めた。

ユーシェが落ち着いたこともあり、部屋の温度は常温に戻っているが雪は冷たい。

寒いのが苦手な海が、雪を素手で触ったら霜焼けになっちゃう!


「手、大丈夫?」


海の手を取ると、すでに指先の方が赤くなっていた。


「稲穂、おいでー」


――きゅん!


雪の畑を駆け回っていた稲穂を呼び寄せて、海の手を温めるようお願いする。

源流の水路の段差に海を座らせ、海の膝の上に稲穂を載せた。


「海は手が温まるまで、稲穂をなでなですること!稲穂も、海のことお願いね?」


「……うん」

――きゅっ!


海はちょっとしょんぼりしてしまったけど、稲穂が張り切っているので、海の相手もしてくれるだろう。

私は、海を取り上げられて不満げに鳴いている白と青を宥めにいく。


「はいはい、海の代わりに私がやるから……」


雪の塊からちょこっと体を覗かせている青を、雪の中に戻して穴を埋める。

その上に白が乗って、自分にも雪をかぶせて欲しいとせがんできた。

これは……スライム入り雪だるま!?

丸い雪が二つ重なったら、もう雪だるまにしか見えない!

どうせなら、顔と手も作ろうと思い、花を数本失敬した。

花の部分を目に、葉っぱで鼻と口を作り、茎を手に見立てて突き刺せば、可愛い雪だるまの完成!

なかなかいい出来ではあったのだが、中にいた白たちが出るとすぐに崩れてしまった。


――みゅぅぅ……。

――うきゅぅ……。


雪だるまの残骸を見て、白と青がしょげる。

私の雪の固め方が甘かったようだ。


「あとでまた作ろう?」


二匹を慰めていると、陛下から魔道具が届いたと告げられる。

二匹を連れて陛下のもとへ向かうと、箱いっぱいの灯りの魔道具があった。


「花の方も、もう少しで終わるよ」


私が魔物っ子たちと遊んでいる間に、陛下とユーシェはせっせと氷の花を作っていたみたい。

なんか申し訳ない……。

そう思っていたら、陛下は花の籠に手をかざし、魔法を放つ。

花は籠に入ったまま、表面が氷に覆われていく。

なるほど。一本ずつではなく、籠ごとだったからもうすぐ終わりそうなのか。


――うきゅーーっ!!うきゅっうきゅっ!!


青は私の手から飛び降りると、激しく鳴きながら陛下の前で跳ね回る。


「ん?……魔力が欲しいのかい?」


――うきゅぅぅぅ!!


青は体をくねくねうねらせて、おねだりをしていると思われる。

こやつ、陛下に魔力をねだるとは……。

陛下も陛下で、青にねだられたのが嬉しかったのか、手のひらに魔力を練り上げて青に差し出した。

目に見えるほどの強い魔力を簡単にコントロールしてみせる陛下は、さすが皇帝と言うべきか。


――うっきゅーーー!!


雄叫びを上げて陛下の魔力に飛びつく青。

ママンの魔力とどっちが美味しいのかな?

陛下の魔力を体に取り込み、青はぷるぷると小刻みに震える。

そして、伸びたり縮んだり捻れたり、奇妙な激しい踊りを披露した。

このリアクションを見て確信する。ママンより陛下の魔力の方が美味しいんだと。


――ブルルルルッ!


ユーシェが近づいてきたと思ったら、青を咥えてポーイ!


――う、きゅぅぅぅ……。


徐々に遠のく青の鳴き声のあとに、ポチャンっと水の音がした。


「青!?」


慌てて源流の水路に駆け寄ると、青は気持ちよさげに水の中を泳いでいた。

元々、青い体色のスライムは水辺を好む。

レイティモ山では、洞窟の中にある大きな湖やコボルトたちが整えた温泉に、青系のスライムが集まっているそうだ。

それなのに、青はこちらに来てから、浴槽など限られた水場でしか遊べていなかった。

久しぶりの広い水場が心地いいのかもしれない。

ユーシェが許してくれるなら、しばらくこのまま泳がせてあげたいけど……。うっかり水路を流れていったりしないかな?


「ユーシェ!」


とりあえず、ユーシェの許可をもらおうとしたら、ユーシェがごめんねと言うように鼻先を擦りつけてきた。


「ユーシェが乱暴なことをして失礼した。あのスライムは無事か?」


陛下、口ではそう言いながら、(まなじり)が下がってるよ!ユーシェに嫉妬されて嬉しいのはわかるけど!!


「はい。それで、もう少し水路であの子を遊ばせてもいいかな?」


ユーシェはちらりと水路の方を見て、短く鼻を鳴らす。

渋々感があったけど、汚したり壊したりしないようにするからね。


◆◆◆


物が揃ったので、みんなで手分けして飾りつけを始める。

魔物っ子たちが駆け回って荒らした雪の畑を元通りにして、氷の花を刺していく。


「ネマ、そこは赤い色でまとめましょう」


「はーい」


お姉ちゃんが彩りのバランスを考えて、どの色の花をどこに刺すのか指示を出す。

白とノックスが赤い花を集め、私はそれをどんどん刺していくだけ。

簡単な作業ではあるが、着ぐるみのままだとすっごくやりづらい。

解除しようにも、お姉ちゃんにまだ着てて欲しいとお願いされたら断れないよね。


氷の木に飾る灯りの魔道具の方は、パウルが指示を出し、海が水を操って魔道具を置く役をしていた。


「カイ、もう少し右に……」


「…………わかった」


なんか、高枝切りばさみで庭仕事をしている孫と、横から口出さずにはいられないお爺ちゃんみたいな光景だなぁ。


「カーナディア嬢、ここの色合いはどうする?」


「ここは淡い色で、小ぶりな花がいいと思いますわ」


陛下や警衛隊員も、お姉ちゃんの指示通りに花を刺していく。

皇帝というより、休日のパパさんになってしまっている。

ダオとマーリエも一緒にやれたらよかったのになぁ。


何百本という花を刺し終わり、雪だるまも作り直して、最後の仕上げだ。


「ユーシェ、氷の木の天辺につける星を作って!」


――ブルッ。


ユーシェは水の塊を出すと、突起がいっぱいある形に整えて凍らせる。

私がイメージしていたのは五芒星だったけど、こっちの方がギラギラ光りそう。

刺々しい星の内部に灯りの魔道具を入れると、魔道具単体よりも明るくなった気がする。

ただ、思っていたようなギラギラ感はない。外から光を当てる方がよかったか。

あとはこの星を天辺に載せるだけ。


「一番上にのせてね」


最後の仕上げだし、載せるのはユーシェに任せることにした。

ユーシェも海と同じように、水を操って星を氷の木の天辺に取りつける。


「完成!早くサチェを呼ぼう」


源流の水路に行き、大きな声でサチェの名を呼ぶ。


「サチェー!ここに来て欲しいな!」


さほど間を置かずに、水路の水がぼこりと盛り上がる。

そして、バサーッと大量の水飛沫を飛ばしながらサチェが現れた。


「サチェ!」


飛びつくのグッと我慢して、ユーシェをサチェの方に促す。

ユーシェは最初、忙しなく首を振ったりして挙動不審だったが、次第にテンションが上がっていき、その場で跳ね始めた。

思い出してイラッとしたのかな?

サチェは短く鳴くと、ユーシェの首元に顔を寄せてすりすり。

さらに軽く食んでいるような仕草も。

宥めているのか、褒めているのか、どっちだろうね?

ユーシェもサチェにすりすり仕返して、互いに示し合わせたかのようにスッと距離を取る。


「サチェ、見て見て!氷のお花畑!サチェによろこんでもらおうと、ユーシェがんばったんだよ!」


雪の畑は美しい氷のお花畑になった。

色とりどりの花が氷をまとって輝いている。

すべて氷でできた花を色味の濃い花が囲っている一角なんかは、特に幻想的だ。


「こっちの氷の木も、キラキラしてきれいでしょ?」


灯りの魔道具の光を氷の葉っぱが反射して、イルミネーションのようにキラキラしている。

下の方がキラキラしすぎて、天辺の星が目立たないのは誤算だったけど。


「サチェどう?あと、がんばったユーシェをいっぱいほめてあげてね」


――ブルルルル。


サチェは私にすりすりしたあと、ユーシェにももう一度すりすりする。


「サチェに喜んでもらえたようだ。ユーシェに嬉しいと言っているらしい」


陛下がサチェとユーシェのやり取りを教えてくれたので、私も一安心した。


「どちらにとってもいい経験になっただろう」


陛下曰く、聖獣同士だからと仲がいいわけでもないので、近くにいる聖獣に何かをする、されるという経験は希少なんだって。

まぁ、聖獣がこれだけ集まるのも珍しいからねぇ。


「私は戻るが、ネフェルティマ嬢たちはどうする?」


「もう少し遊んでもいいですか?」


「あぁ、構わないよ」


陛下のお許しをもらったことだし、みんなで雪遊びするぞー!




ネマの着ぐるみ芸のレパートリーが増えた!

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