閑話 ルシュ救出作戦。(ヴィルヘルト視点)
『ゔぃーるー、起きてー!』
『もうすぐ陽が昇るよー!』
ぺちぺちぺたぺた、精霊たちが手の動きに合わせて音を表現している。が、鬱陶しい!
『……お口の中、覗いてみる?』
『いいねー!』
『賛成っ!!』
もう少し寝台にいたかったが、ろくでもない悪戯の気配を感じて俺は飛び起きた。
『ちぇっ』
「ちぇっじゃない。ラースも、こいつらが悪戯しそうなときは止めてくれ」
ラースは、何を今さらといった様子で相手にしてくれなかった。
あの聖地の遺跡にあった、精霊を弾く術が切実に欲しい。
「それで、何か動きはあったか?」
精霊たちに進展を聞けば、真っ黒けは寝てると、どうでもいいことが返ってきた。
「気持ち悪い場所にも変化はないな?」
これには全員声を揃えての『なーい!』だ。ようは、変化がなくて退屈しているから、俺で遊ぼうとしているのだ。
精霊をあしらいながら訓練着に着替え、剣を持って庭へ出る。
寝不足な頭をすっきりさせるために、少し体を動かしたい。
軽く体をほぐし、精神を落ち着かせる。剣を構えて……。
「行くぞ!」
俺が剣を一振りするたびに、精霊たちから歓声が上がる。
そんな精霊たちを本気で叩き斬ろうと剣を振るうが、すばしっこいやつらにはかすりもしない。
まぁ、当たったとしても精霊には触れられないので、剣はすり抜けるだけだが。
精霊にとっては遊びでも、俺にとってはなかなか実のある訓練になる。
相手の動きを読み、無駄なく筋をたどり、素早く、確実に目標へ剣を振り抜く。
『あ……当たっちゃった……』
大人しい土の精霊に当たったようだ。調子がよければ火の精霊にも当てられるが、風の精霊はまだ一度も当てたことがない。
王太子のうちに絶対当ててやる。
その後は、太上陛下に仕えている侍従長との打ち合わせをすませ、オスフェ公に今日の動きを説明した。オスフェ公の方はラルフがいるので、変更があれば精霊を使って随時知らせる。
ラルフが契約者になって、精霊でのやり取りができるようになったのはとてもありがたい。
それからこっそり逃げ出そうとしていたアイセを確保し、王城で宰補と最高指揮官にルシュの場所が特定できたことを報告する。
そして、王城を出発する頃には、空がすっかり明るくなっていた。
「僕がついていく必要ある?」
渋々、アイセを乗せてくれたラースを労わりながら目的地まで飛んでいると、今さらアイセが文句を口にする。
「お前を連れていかなかったら、俺がじい様に怒られるだろうが」
「ヴィル兄上には甘いから許してくれるって」
内孫であるアイセたち兄弟とは違い、太上陛下にとって俺は、一人娘が生んだ唯一の外孫だ。
確かに、なかなか会えない分、可愛がってもらっているとは思う。
だが、その可愛がり方がちょっとな。皇帝陛下まで真似て、同じようにしてくるから勘弁して欲しい。
「アイセが俺に嫉妬していると、精霊が報告に向かったな」
「げっ……精霊って便利だよねー」
便利と言いながら、顔はうんざりしているな。
家族には内密に動いていても、いつも太上陛下や皇帝陛下に知られて気まずいのだろう。
「お前も契約者になればいい」
からかい半分に言えば、力強く拒否された。
契約者を抜きにしても、アイセはよい国主になる素質を持っているのに。
『もうすぐ村が見えるよ!』
精霊が指差す方に目を凝らすと、岩山の山頂部に人工物が見えた。
「ちっ。ラース、降りるぞ」
なぜあの村に運び込まれたのか、現地を見て理解した。
地形だ。
岩山の頂上部を土魔法で均し、そこに集落を築いたのだろう。
周囲がよく見渡せ、木々がないので下から登ってくる者にも気づきやすい。
つまり、砦の防衛に必要な要因を備えている。
山間の岩陰に身を隠し、先ほど目視した村の周囲を地図で照らし合わせる。
村の四方には見張り塔があり、見た感じでは死角がなさそうだ。
「こんな山奥の村に見張り塔か。大陸争乱時代の名残りと考えるのも無理があると思わない?」
「盗賊対策だとは思うが……明るい時間に見張り番を立てているのは、わかりやすくて助かる」
この村に何か重要なものがありますと言っているようなものだ。
さて、村の周囲から侵入するのが難しいとなると……。
「夜まで待つのもありだと思うよ?」
「アイセ、土魔法が使えたよな?」
「無理無理!僕、複属性持ちだけど、土は下級も下級だから!強行するなら、真上から行っちゃえば?」
救出するだけなら真上から突っ込んでもいいが、あの気持ち悪い気配の正体も知りたい。
カイディーテのように地中を行ければと思ったが。
「こっちにネフェルティマ嬢を連れてくればよかったのに」
「あれのお守りは一人では無理だ。それに、人が増えて目立つ」
ネマを同行させると、護衛という名のお守りが三、四、五……。魔物たちも含めると、救出には向かない人数になるのは間違いない。
『坊、風の刃で岩を砕けばよかろう』
「強引にやれば落盤の危険も出てくるぞ」
『我がいるのだから、その辺りは精霊がなんとかするだろう』
風の精霊たちが、地中には行きたくないと騒ぎ立てる。じゃあ、外で待っていろと言うと、それも嫌だと言う。
こいつら、段々わがままになってないか?
「好きにしろ。どちらにしろ、俺もラースも行くからな」
そう突き放すと、文句を言いながらついてくるのだから、可愛いものだ。
◆◆◆
ルシュがいるであろう建物になるべく短い距離で行けて、かつ、比較的掘りやすい場所を土の精霊に教えてもらう。
『ここからまっすぐ』
『ゆっくり上に掘るといいよ』
村がある岩山の麓。俺とアイセは岩場の切れ間に身を隠し、ラースが穴を掘るのを見守る。
ラースは低く喉を鳴らし、短剣ほどの風の刃をいくつも出現させた。魔力の濃さからして、かなりの威力がありそうな風の刃を同心円状に配置し、それを回転させて岩山の側面を削っていく。
風の刃が岩肌に触れると、面白いくらい簡単に粉砕されていくのが見てわかった。
さほど時間がかからずに、ラースの姿が穴の中に消える。
ラースの合図を待って穴の中に入るが、俺とアイセは少し身を屈めて進まなければならなかった。
さすがラースと言うべきか、とにかく風の使い方が巧みだ。
風の刃とそれを回転させる部分は荒々しいのに、瓦礫や粉塵の飛散を抑える風は、俺たちに触れないようにしている。
風の強弱に流れの向き、反するものを同時にこなすのはとても難しいのだ。
そして、音が伝わらないようにもしていた。
「腰が痛くなってきた」
身を屈めたまま、長い坂道を登っているのと同じなのでつらいだろうな。
「なんでヴィル兄上は平気なのさ」
「鍛え方が違う」
烈騎隊の訓練に比べれば……比べるまでもなく、こちらの方が楽だ。
精霊の誘導に従って掘り進めていくと、気持ち悪い場所の真下に到着した。
今度は真上に向かって掘るのだが、より慎重を期す。
削るときの振動までは消せないからだ。
風の刃が届かなくなると、ラースは縦穴の中に前脚をかけ、体を伸ばしてさらに掘る。
アイセがラースの足場を魔法で作ると、ラースは苦もなく縦穴を上っていく。
天虎が狭い縦穴をよじ上る――あまりの光景に言葉が出なかった。
風の聖獣である天虎は、地上を歩き空を駆ける。
天虎にこんな……穴掘りなんてやらせた契約者は、俺が初めてだろう。
『建物の土台部分に当たったぞ』
土台部分は俺が請け負うことになっている。
建物内部の状況を常に精霊に教えてもらいながら、作業を行うためだ。
縦穴から下りようとしているラースだが、足場の位置がわからず、後脚をさまよわせる。
ネマなら奇声をあげて喜ぶだろうが、俺はラースのそんな姿にいたたまれなくなった。
そっと手を添えて、ラースの後脚を足場へ導く。
無事に下りられたラースは何も言わない。
俺も気まずくて何も言えないまま、縦穴を上った。
こういうときに限って、大人しくなる精霊たちは憎たらしいな。
土台部分に触れて材質を確かめる。この岩山と同質のものを変形させたもののようだ。
この真上に何も物がないか、部屋の中、または近くに人がいないかを精霊に聞く。
『大丈夫!』
『気持ち悪い部屋はわからないけど、ここにはいないよ』
建物の中に誰もいない?こちらとしては好都合だが、罠の危険もあるか?
この建物に部屋は二つだけ。この一帯で生まれた精霊が言うには、以前は食糧庫だったらしい。いつの間にか気持ち悪い部屋が現れ、この村自体にも近づかなくなったそうだ。
その気持ち悪い部屋にルシュが監禁されているに違いない。
穴を掘ったときにできた砂を集め、それを風で浮かせる。
即席で構築した魔法だから上手くいくかわからないが、やるしかない。
「円状風食」
詠唱の省略も最低限に抑え、魔法を発動する。
魔法によって発生した風は、穴とほぼ同じ大きさの円を描きながら浮かせた砂も巻き取っていく。
魔法構造は指定範囲に暴風、風の圧縮、風速操作といった、中級から上級の魔法を組み合わせ、そこに砂を加えることで、暴風は砂嵐になる。
この小さな砂嵐と高い風圧で土台を削っていく。ラースが使った魔法よりは振動は小さいはずだ。
このまま円状に削っていくと土台が落下してしまうので、そこからはアイセに交代だ。
『もうちょっと……もうちょっと……』
土の精霊がどこまで削っていいのかを教えてくれるので、土台の下敷きになる心配はない。
『あ、ゆっくりにしてー』
指示通り、風の速度を落とすとすぐに制止がかかる。魔法を消して、急いでアイセと場所を代わった。
「意外と高い!」
体を伸ばしたラースよりも長い縦穴だからな。高いに決まっているだろ。
「早くやらないと、土台が落ちるぞ」
「形変わりて砂と化す……うわっ」
詠唱が聞こえると、縦穴から砂が降ってきた。
「うえっ!砂が口に入った!」
文句を言いながら下りてきたアイセは、見事に砂まみれになっている。
「詠唱を全部唱えるとか恥ずかしい!」
「練習していないからだろ。変化の魔法は下級でも無詠唱できるぞ?」
魔法の構造を理解し、魔法が構築される過程の感覚を覚える。
その感覚が曖昧だから、魔力が現象にならず、詠唱で感覚を補うはめになるんだ。
いまだ羞恥心で身悶えているアイセに魔法をかけて、砂を払ってやった。
「ほら、行くぞ」
ラースに先に上るかと問えば、あとでよいと言われたので、俺、アイセ、ラースの順番で建物内部へ侵入した。
侵入した部屋は、精霊が言っていた通りに何も物がない。あるのは空の棚だけだ。
この部屋のすぐ向かいが、問題の気持ち悪い部屋となっている。
「通常の錠だが、かなり複雑なやつだな」
魔道具の錠でなかったのは運がいい。
あれは対の鍵の魔道具がないと解錠できないし、無理に壊すと鍵の魔道具が異常を知らせる。
「僕に任せて」
アイセは両方の耳飾りを外すと、変わった形の飾り部分を鍵穴に差し込んだ。
……鍵開けの道具を、耳飾りにして身につけている皇子がどこにいる!
「お、成功!」
本当に開けやがった……。
「お前……」
「ヴィル兄上にもこれあげようか?便利だよ!」
はい、と片方の耳飾りを手のひらに載せられた。
よくよく見ると、飾り部分には三つの棒がぶら下がっていて、どれも違う曲がり方をしている。
俺には必要ないと、耳飾りを返した。
年長者として、皇族の品位を損なうようなことはするな、と諭すべきなんだろうが……。
「まぁいい。クレイには知られないようにしろよ」
あいつは小言が多いからな。
気を取り直して、扉に手をかける。
ここまで来ると、精霊が近寄ってこなくなり静かだ。
少しだけ扉を開け、中の様子を窺う。
ルシュは……いた。腕を後ろに縛られているが、上半身を起こしており、怪我などもないようだ。
ルシュ以外に人がいないとわかり、扉を開けて、彼に声をかける。
「ルシュ……」
彼は呼びかけに反応しなかった。
おかしく思い、彼に近づくと……。
ルシュは虚ろな表情をし、壁に向かって意味のわからないことを呟いている。
もしかして、酷いことをされて心が病んでしまったのか?
「おい、ルシュ。ルシュッ!」
体を揺すっても駄目だったので、彼の頬を強めに叩いた。
「いたっ……あれ?殿下??」
「ようやく気がついたか。怪我や体調がおかしいとかはないか?」
「はい、だいじょ……殿下!何か書くもの持ってませんか!!」
様子がおかしかったこともあり、何か薬が使われていないか聞き出そうとしたら、突然肩を掴まれた。
「見てくださいよ、これを!凄いでしょ!これを書き写さないことには帰れません!!」
一気に精神が興奮したルシュ。やはり、何か危ない薬を使われたのか?
ルシュが見ろと言ったのは、すべての壁に刻まれている模様。見覚えがある形をしている。
「さすがに持ってないし、見つかる前に逃げるぞ」
「これ、古代魔法なんですよ!しかも、新しく施された古代魔法なんです!!」
「古代魔法?」
ルシュが言うには、遺跡にあった文様の種類とほぼ一致しており、この配列を分析できれば、他の遺跡からかき集めた情報で古代魔法を復活させられるかもしれないと。
あの遺跡にあった模様だと言われれば、確かに似ている。だが……。
「悪いが諦めろ」
ルシュを引きずって、部屋から出そうとするも、頑なに拒む。仕方ない。
「土の精霊たちがお前を助けるために来てくれたのに、ここに残ると言うんだな?」
エルフを動かすなら精霊、なんて言葉があるくらい、エルフは精霊をとても崇拝している。
「え?……あ!せ、精霊様っ!精霊さまーーーっ!!」
ルシュは転がるように部屋から出ていった。本当に、エルフには精霊が一番効く。
俺も部屋から出ようとすると、アイセが話しかけてきた。
「ねぇ、これ。なんだと思う?」
アイセが示す先には山のように積み上がった魔石。
ふと、最高指揮官が言っていた、魔石の窃盗事件を思い出す。
魔石に近づき、そのうちの一つを手に取る。魔力はすでに尽きていた。
なので、使い終えた魔石を保管しているだけの可能性もあるが、それなら向かいの部屋でいいはず。
「ん?魔石のしたに魔法陣?」
魔力を帯びていることから、発動しているようだ。
床にはいくつか魔法陣が刻まれているが、どれも保存や冷却といった、今の魔法陣だから気に留めなかったのだが……。
「うわっ。これとか凄く大きい。人工みたいだけど、それでもこの大きさはなかなか見ないよ」
アイセが魔石の山から見つけたのは、手のひらよりも大きな魔石だった。
これほど大きなものは、俺も初めて見るな。
「これ持って帰ろう!」
「持ち歩くのに邪魔だ。服の中に隠せる大きさのものにしろ」
証拠として、魔石を一つ、二つ持っていこうと考えたので、持って帰ること自体は止めないが大きさは考慮してくれ。
「僕が持つから」
「殿下!精霊様がお呼びしてますよ!」
アイセと押し問答になる前に、ルシュが呼ぶので部屋を出ると……。
『ヴィル遅い!』
『真っ黒けが動いたよ!』
部屋を出るとすぐに精霊たちに群がられる。
口々に語る報告を聞くが、どうもおかしい。
「真っ黒けが動いたのか?ソヌ族ではなくて?」
『真っ黒けだよ』
『ソヌ族だよ』
下位精霊では埒があかない。
中位精霊に改めてどういうことなのか問うた。
『私たちが見た真っ黒けは、ヴィルが監視しろと言った人と同じだったってこと。だから、同じ人物に真っ黒けを見張っている精霊とヴィルに言われて監視している精霊がついちゃったのよ』
そういうことだったのか。……しまった!
「ラルフにはソヌ族が動いたことをちゃんと伝えているか?」
『まっかせなさい!私の同朋が、知らせたついでにあちらに残っているから』
俺との付き合いが長いだけある。
もう一体の中位精霊がラルフの側にいるなら、伝達の面は安心だ。
精霊の言葉足らずで伝わらない、なんてことにはならないだろう。
『坊、あのエルフは乗せぬぞ』
それは想定していたので、どこかの町で馬を借りるつもりだった。
「あぁ、それは気に……」
『人が来るよー』
もっと早く言え!!
元々、俺たちがあの部屋に入ったあとに、建物に人が近づいてきていたらしい。
俺は気持ち悪い部屋にいるし、人は建物に入ろうとはしなかったから、あとでいいかと報告を忘れたそうだ。
ルシュとアイセを部屋の奥にやり、様子を見る。
今のうちにルシュだけでも、掘った穴に逃がすべきだな。
身振りだけで、穴に入るよう促す。
建物の中に人が入ってくる気配。
気持ち悪い部屋の錠が外されていることに、すぐ気づくだろうと思っていたのに……。
「わぁっ!?誰だっ!?」
まさかのこっちの部屋にやってくるとは。
ソヌ族の男は俺たちが侵入者だと察すると、踵を返して逃げようとする。
俺はここから逃げることを優先すべきと判断し、ラースに指示を出した。
「ルシュを上に吹き飛ばせ!」
次の瞬間には、建物の屋根が吹き飛び、ルシュの悲鳴とともに突風が舞い上がる。
「わわわ……うぐっ……ぎゃぁぁぁぁーーー!」
「精霊たち、ルシュを頼んだ!」
小さくなっていくルシュを見送る。
下から突き上げる突風は慣れないと、全身をどこかにぶつけたみたいに痛いんだよなと、自分が初めて経験したときを思い出した。
「帰るぞ。ラース、この建物を全部壊してくれ。跡形も残らないくらい、徹底的に」
『承知した』
俺とアイセがラースに乗ると、俺たちを閉じ込めるかのように風が舞う。
瞬く間に風は竜巻に育ち、その竜巻の中をラースが駆け上る。
「お、落ちるっ!」
ほぼ垂直に駆け上がっているが、乗っている俺たちのこともラースが風で守っているので落ちることはない。
竜巻を抜けて、村を眼下に見れば、右往左往する住民たちの姿があった。
あの建物だけを粉々にすれば、竜巻は自然に消滅する。多少の怪我人は出るかもしれないが、死人が出るようなことはないだろう。
「ルシュはどこまで飛ばされたか……」
「ヴィル兄上、ほんとどうでもいい奴の扱いは酷いよね」
「今回のは仕方がないだろう。緊急事態だぞ?」
王城へ向かっているというソヌ族が気がかりなので、急いで戻る。
馬を借りている場合ではないため、ルシュには何度か吹き飛ばされてもらうしかない。




