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真相はありきたりなのです。(パウル視点)

コミカライズ6巻は10月30日発売です!

シンキがヴィルヘルト殿下から精霊を預けられた成果は、翌朝に聞かされた。

こちらでも今現在動いてはいるものの、得られた情報の多さには驚いた。

捜査班の捜査情報が入手できたのは、正直助かった。

自分の見立てでは、エンレンス夫人が怪しいと思っていたのだが、捜査班はディケンズ伯爵が有力だと捜査を進めているそうだ。

ディケンズ伯爵と言えば、ロスラン計画はヘリオス領でやるべきではないと訴えている筆頭である。

ネマお嬢様を狙ったのだとしたら、ロスラン計画絡みだろうか?

ネマお嬢様が毒に(おか)されたとしたら、旦那様が帰国を命ずる可能性もある。そうなると、計画の一時中止や再考を押し通すこともできる。

ただ、交遊会でそれを実行するのは危険すぎる。ダオルーグ殿下が毒に倒れることがあれば、ディケンズ伯爵は極刑を免れない。


「犯人には、毒の入ったお茶とお菓子をダオルーグ殿下が召し上がらないという確信があったのかもしれない」


ダオルーグ殿下の好みを把握しているとなると、殿下の周りの人物が関与している可能性が高い。

やはり、疑惑のある警衛隊か?だが、エンレンス夫人も白だとは言い切れない。

エンレンス夫人の名を口にすると、シンキの視線がさまよったので察した。覚えていないんだな?


「マーリエ嬢の母君だ」


マーリエ嬢の名でようやく思い出したようだ。まぁ、シンキは交遊会にも行っていないし、エンレンス夫人の顔も見たことないから仕方ない。

精霊にエンレンス夫人のことを尋ねると、捜査班が彼女の身辺を調べたところ、ディケンズ伯爵との繋がりは見つからなかったそうだ。こちらが把握している交友関係でも、ディケンズの名はなかった。


「……真っ黒けって、ディケンズって奴のことか?」


は?真っ黒けって、いきなり何を言い出すのかとシンキを見やれば、彼も困惑した様子だった。

どうやら、精霊たちがディケンズ伯爵のことを真っ黒けと呼んでいるそうだ。

どうして真っ黒けなのかを説明してもらうと、魂の色が真っ黒だからと。

魂に色があると言われればそうなのかと納得はするが、色がつく理由が『業』だと言われると……。

シンキは知っていたのか、業について簡単に教えてくれた。

業には善い業と悪い業があり、善い業は魂を輝かせ、悪い業は魂を黒く染めるそうだ。

そして、悪い業ばかりを積み重ねた魂は砕け散って消滅する。その際に、わずかではあるが周りに影響を与えるので、それを精霊たちが抑える。

そのため、真っ黒に魂を染めたディケンズ伯爵のことを、精霊たちはずっと監視している。おかげでと言っていいのかは謎だが、ディケンズ伯爵についてはたくさんの情報が寄せられた。

いくつか確認しなければならないことを整理して、精霊には探して欲しい場所があるとお願いする。

そうこうしていると、ネマお嬢様がお目覚めになったようだ。


「セーゴとリクセーが腹を空かせていて、ハクとグラーティアがまた何かやらかしているみたいだ」


「……わかった。シンキはハクとグラーティアの確保を頼む」


お嬢様方がお休みになっているときは、絶対に音を立てるなと言い含めたので大人しくしていると思いきや、音を立てずに寝室から離れたところで遊んでいたとは。

イナホはお嬢様方の寝台で寝るので、こちらは騒ぐなではなく、お嬢様が起きるまで動くなと厳命している。

まぁ、ネマお嬢様は寝相が悪いときがあるので、その場合は寝台から逃げてもいいが。

スピカがネマお嬢様のお着替えを手伝っている間に、手早く朝食の準備を完了させ、セーゴとリクセーにも食事を用意する。

シンキにより確保されたハクとグラーティアはネマお嬢様がお食事をされている間、檻に入れて皆が食事しているのを見せつけた。

ハクがみゅーみゅー鳴いているのでシンキに通訳してもらうと、僕も食べたいと訴えていると返ってきた。

我慢を覚えさせる意味もあるので取り合わない。

ネマお嬢様はなんとも言えない顔で召し上がっていらっしゃいますが、飼い主の務めだと思って耐えてくださいね。


ネマお嬢様がお食事を終え、落ち着かれてから、精霊から得た情報を少しお伝えします。

その間に、ハクとグラーティアに食事をさせるよう、檻の鍵をスピカに託す。


「緊急会議しなきゃっ!!」


ネマお嬢様は話を聞き終えると、やや興奮された様子で叫ばれました。はしたないですよと注意しても、早くダオルーグ殿下のところへ行こうと仰るので、打ち合わせの時間も含めてお時間をお約束していると宥めました。

お嬢様の気を逸らすために、セーゴとリクセーに相手するよう頼み、スピカにも私たちがいない間に宮殿に広まっている噂を集めるよう言いつけた。


「スピカ、大丈夫か?」


その様子を見ていたのか、シンキに尋ねられた。

シンキにとってはスピカはまだ幼い子供のままなのか、一人で行動させることが心配なようだ。

あれでも使用人の厳しい訓練を耐えきったスピカだ。技術はまだ未熟なものはあるが、彼女の人懐っこい性格は獣人に警戒心を抱かせず、情報収集に向いている。

それに、ノックスも一緒だから大丈夫だと言えば、不思議そうな顔をするシンキ。スピカとノックスの組み合わせが意外か?


「なんでノックスまで必要なんだ?」


「スピカでは精霊を動かすことができないが、ノックスなら連絡も追跡もできるだろう?」


もちろんスピカも相手に気づかれずに追跡くらいはできるが、動物であるノックスの方が機動力が高い。何より信用できる。

それから、今回留守番となったカイには、イナホにおねだりされても絶対に外へ出ないよう言いつけました。何かあっても、すぐに対処できませんから。

一応、セーゴとリクセーも一緒なので大丈夫だと思いますが、今回は多少はしゃぎすぎても目をつぶりましょう。


張りきっているスピカと彼女の肩で大人しくしているノックスに見送られ、ネマお嬢様に急かされながらダオルーグ殿下のお部屋へ向かいました。

お部屋にはすでに隊長殿も来られており、先日お願いした警衛隊の隊員名簿をご用意いただけたようです。

ネマお嬢様は隊長殿にわたくしたちが関わっていることを内密にしたいようでしたが、この状況では無理ですね。遠慮なく巻き込んでしまいましょう。


まずは簡単に、先ほどネマお嬢様に説明したことと同じお話をさせていただきました。


「ディケンズ伯爵が……」


ダオルーグ殿下は(くだん)の人物をご存じなかったようで、隊長殿の方が驚かれています。


「まず、捜査班が犯人だと目をつけている者たちから説明いたします」


真っ先に名が上がったディケンズ伯爵、彼からタナトユとロノアンの入手を依頼されたユローシャン伯爵、ピュロヒ宮中伯。このお二人も、ヘリオス領でのロスラン計画に反対していた人物です。

そして、ディケンズ伯爵の子飼いであるブロウン男爵。彼が運営している商会は、評判もよく経営は順調。ただし、裏の顔を持ち、裏社会との取引も確認が取れています。

エンレンス夫人はディケンズ伯爵との繋がりは確認できず、宴で挨拶をする程度の面識しかないかと。どういった経緯でディケンズ伯爵の企みを知ったのかを、精霊の力もお借りして調べております。


エンレンス夫人の名が挙がると、ダオルーグ殿下の表情が曇りました。


「……つまり、エンレンス夫人も関与しているかもしれないってこと?」


「いえ、それを立証できるものが見つかっていません。ダオルーグ殿下は、ブロウン商会に許可書を与えたことは覚えていらっしゃいますか?」


「う、うん。エンレンス夫人がここの商品がよいと。気に入らなければすぐに取り消せるから、試しに交遊会で使ってみないかって」


やはり、そうでしたか。

ダオルーグ殿下の性格からして、ご自身が査定して許可を出したとは思えませんでしたので、許可書の発行にエンレンス夫人の口利きがあったのではと疑っておりました。

それを踏まえて、わたくしは自分の推測を一つ一つ説明していきます。

ダオルーグ殿下のお名前で商品の注文が入れば、ディケンズ伯爵は好機と見て動くでしょう。彼が用意していた毒は、両方摂取しなければ無害なものです。

タナトユとロノアンが入っていた品物しか注文がなければ、エンレンス夫人があえてダオルーグ殿下が好んでいないものを用意させたとも取れます。


「ダオルーグ殿下、干し果物が入ったものをお手に取られることはございますか?」


「自分からはちょっと……。干し果物の食感が苦手で」


ダオルーグ殿下は嫌いな食べ物を告げるのがお恥ずかしいのか、食べないとは明言されませんでした。

美味しいのに、という呟きが聞こえます。基本、なんでも美味しいと言うネマお嬢様なので、ダオルーグ殿下に無理矢理食べさせたりしないか不安です。


「ロノアンが含まれていた焼き菓子には、干し果物が入っておりました」


「……でも、それだと真っ先にブロウン商会が疑われるよね?」


それもそうですが、ブロウン商会は作っているわけではなく、仕入れているだけだと知らぬ存ぜぬを突き通すでしょう。


「ディケンズ伯爵の動きを知ったエンレンス夫人が、それを利用したのではないかと。ディケンズ伯爵とエンレンス夫人には繋がりがなくとも、お互いが邪魔だと思っている人物に繋がりがありますので」


「……ヘリオス伯爵と私ってこと?」


「はい。ディケンズ伯爵はヘリオス伯爵を、エンレンス夫人はネマお嬢様を」


わたくしが断言できるのは、エンレンス夫人の周囲に部下を忍ばせているからです。個人的なお茶会などで、お嬢様方への批判的な発言をしていると報告を受けています。


「エンレンス夫人がネマをよく思っていないのは僕のせい?」


「そんなことないよ!!」


ダオルーグ殿下の発言にネマお嬢様が即座に否定されますが、わたくしも殿下のせいだとは思えません。

ライナス帝国では、帝位継承権は聖獣と契約することで(しょう)ずるので、兄弟を消したとしても玉座にはつけないのです。

それよりも、炎竜様と契約しているネマお嬢様を(きさき)とする方が帝位に近づきます。

皇族と聖獣の契約者が大恋愛で結ばれ、帝位継承を認められた事例が過去何度かございますので。

ダオルーグ殿下を帝位につけたいのであれば、ネマお嬢様を遠ざける必要はないですし、マーリエ嬢を皇后へというのも違うように感じます。

誰がなるのかわからないのに、マーリエ嬢はダオルーグ殿下にべったりで、他の皇子たちとの交流がありません。

皇后を狙うよりも、年齢差はあれど、我が国のヴィルヘルト殿下や皇太后陛下の母国であるパスディータ国の王太子殿下を射止める方が可能性が高いように思いますね。

ですが、マーリエ嬢は高位貴族のご令嬢としか教育されていないように見受けられます。

動機は別にあると思うのですが、そこにルノハークが関わっていないとも限りません。

あいつらはその名の通り、どこにでも湧いて出ますからね。

ルノハークという呼称は旦那様が提唱したそうですが、もっとましな名前はなかったのでしょうか?


「エンレンス夫人につきましては現在、精霊に監視をしてもらっておりますし、捜査班の方がブロウン商会へ踏査(とうさ)を行っておりますので、そちらで何か進展があるでしょう」


ブロウン商会の方も精霊に頼んで、あることを調べてもらっています。

タナトユとロノアンをお茶やお菓子に混ぜるなら、乾燥させたり液状にする加工をしなければならないので、どこかに作業拠点があるはずなのです。

エンレンス夫人を罪に問うのは難しいかもしれませんが、拠点が見つかればブロウン商会からディケンズ伯爵まで引っ張れるでしょう。


「やはり、早急にダオルーグ殿下の周りの人員を見直した方がよいと思われます」


警衛隊もそうですが、信頼のおける侍女がいれば、エンレンス夫人の動きに気づけた可能性はあります。


「そうだよ!今日はそれを見きわめるんだからね!ダオ、がんばろう!」


ネマお嬢様は本日の目的を思い出したのか、変なかけ声をあげて、突然拳を突き上げます。


「それでは、名簿の方を拝見させていただいてよろしいですか?」


ダオルーグ殿下に促され、隊長殿は渋々と名簿を差し出してくださいました。

そして、この名簿から知り得たことは口外しないとダオルーグ殿下へ名に誓います。

ネマお嬢様にはこの件で誓わせることはできませんので、名簿をお見せすることはできません。そんな目で見ても駄目です。


「では、これから個々への質問を軽く決めていきますので、ネマお嬢様はシンキと隠し部屋に行ってください」


ダオルーグ殿下に隠し通路の入り口を開けていただくために、殿下の寝室へと場所を移します。

隊長殿は隠し通路をご存じで、ダオルーグ殿下がまだ小さい頃に先代の隊長殿から教えていただいたのだとか。

とっととネマお嬢様を隠し部屋に連れていくようシンキに目配せすると、彼はネマお嬢様に何かを告げた。

仲間外れだーと不満げなお顔をされていたのに、素直に寝台の下に潜り込んでいくお嬢様。

シンキが何を言ったのか気になりますね。

二人が隠し部屋に到着した頃を見計らい、わたくしは隊長殿に声をかけます。


「お嬢様には聞かれたくないと思いますので、このままお話させていただきます」


話が長くなりそうなので、鏡台の椅子を運び、ダオルーグ殿下に座っていただいた。


「話というのは隊長殿のことです」


昨日、ダオルーグ殿下とのお話の際、一緒に聞いていたと告げると一瞬だけ表情が変わりました。


「単刀直入に言いますと、貴殿の弱点である弟君を早急にダオルーグ殿下の側近に取り立てるなりされた方がよいと思われます」


「弟を?」


「えぇ。現在は最上学術殿に通っておられるそうですが、授業が終わってからこちらで殿下と一緒に学んでいただければ、どなたの庇護があるかわかるでしょう」


守る側の者に弱点があれば、敵は必ず狙ってきますからね。少しでも不安要素は減らしておかないと命取りになりかねません。

殿下付きとなれば、身を守るための魔道具や文様魔法が施された装飾品を与えられるので安全です。


「しかし、それだけの理由で弟をお側に置くのは……」


それだけ(・・・・)ではありません。もし、弟君が人質に取られたり、どちらかしか助けられない状況に追いやられたらどうしますか?」


部下の隊員たちを使えば、どうにかできるかもしれません。ですが、そもそもそんな状況(・・・・・)を作らなければいいだけの話なのです。

守る側に『大切なもの』を作るなとは言いません。我々(・・)とは違いますからね。


「それはもちろん殿下を……」


「気持ちでは殿下を優先できると思っていても、いざ、その状況に(おちい)ったときに弟君を切り捨てることができますか?」


オスフェ家の使用人は、家族も仲間も犠牲にできるくらいの冷血さを持ち合わせています。

警衛隊全体にそれを求めるのは酷かもしれませんが、隊長である彼だけでもその覚悟を持っていただきたいのです。


「それができないのであれば、しっかりと囲い込むべきです。ダオルーグ殿下のもとに弟君がいらっしゃるのが気恥ずかしいのなら、他の殿下方の側近の部下に入れてもらえるようお願いしてみてはいかがでしょうか?」


兄弟で仕えていることは珍しくもありませんが、公私の区別をしっかりとしておきたいというのも理解できます。

隊長殿の弟であれば、世話をしてくれる方はすぐに見つかるでしょう。


「僕は構わないし、一度、レクスの弟さんに会ってみたいな」


「……殿下がそう仰るのであれば、弟に話してみます」


わたくしからの話は以上でしたので、応接室に戻りましょうと口にしたときでした。

隊長殿がわたくしに聞きたいことがあると仰ったのです。


「パウル殿は執事だが護衛も兼ねていると聞いた。もし、お世話をしているお嬢様のどちらかしか助けられないとき、貴方ならどうする?」


「わたくしはカーナお嬢様をお助けいたします」


迷うことなく答えたわたくしに、隊長殿だけでなく、ダオルーグ殿下も驚いた表情をされました。


「し、しかし、パウル殿はネフェルティマ嬢にだいぶ肩入れしていると思うのだが……」


ネマお嬢様は幼いですし、誰から見ても守るべき対象でしょう。

それを置いてカーナお嬢様を選んだのには、もちろん理由がございます。


「えぇ。ですが、ネマお嬢様は聖獣の契約者でもあります。それに、ネマお嬢様には、皇帝陛下並みの守りが施されているので、わたくしがカーナお嬢様をお助けする間くらい耐えられますよ」


もし、シンキやスピカが側にいなくとも、ハクやグラーティア、寄生しているコクがネマお嬢様を守るでしょう。

どちらをと悩んでいる一瞬が無駄ですので、守りの弱いカーナお嬢様を助けるのは当然です。

状況にもよりますが、オスフェ家の方々が同時に襲われた場合、最優先されるのはラルフリード様となります。

次代である若君をお守りできれば、オスフェ家は存続できますからね。


「陛下並み……それは凄いな」


「対策に悩まれるようでしたらご相談ください。身を守るに有効な魔法や文様符(もんようふ)でしたらお教えできますので」


簡単な魔法やすぐ入手できる文様符でも、使い方一つで変わります。効率的な使い方を知っているかいないかが、生死をわけるのですから。

隊長殿は文様符まで使っているのかと感心しておられますが、魔力の節約にもなりますし、相手になんの魔法かを覚られないので意外と便利なのですよ?


「そろそろ参りましょう。ネマお嬢様も退屈しておいででしょうし」


退屈しているだけならいいですが、早くもお昼寝している可能性もありますね。

……その方が面倒なくて助かるのですが。



探偵役、ネマには無理だった(笑)

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