表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Don't spell magical word  作者: ゆりか
23/36

策略

 少年の名前はショーン。

生まれてから3年で、一人で暮らすことになる。

親はショーンを産んでから逃げた。

この国では一つの決まりがある。

下級階層の親は子供を産んで3年育てたら、この国を出ることができる。ただし、その子供は置いて…

下級階層の労働力を減らさないために、この国の富裕層が考えた政策だ。

自分たちは一生楽になるような仕組み作りには余念がなかった。

ほとんどの親は子供がいるために、この国から出られずに一生を迎える。

ショーンのような親は、国を出るために子供を産む。

ショーンのように3歳でも1人で生きていけるようにこの国には強制収容所がいくつもあった。

そこなら、一応暮らすことは可能だ。(1日中休みなく働き、手にするのは1日分の食料分のみの給料だが)

ショーンは8歳までそこで働き、盗賊稼業に身を落とすことになる。

それは生まれつき頭がよかったこと、魔法力が人並み外れていたためで、なんとか生き延びることはできた。

6年後、盗賊の首領の右腕となっていた。

しかし、最近首領が捕えられてしまった。

そこで、ショーンは死刑に前に首領を救出する作戦を考えていた。

だが、どうしても資金と駒が足りない。

今ここにいるマーチという名の魔法使いの魔法の凄さまじかった。

この魔法使いの力を借りる事ができれば、首領も救出することが、可能だろう。

どんな嘘をついても、この男の協力を取り付けなければいけない。


ショーンは地面に頭を擦り付けながらこう考えていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ