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子供向けのお話シリーズ

幸せの白ウサギ

作者: 日浦海里

ま白い雪に覆われた日は

幼子達が思い思いにウサギを作る


幼子達の小さく大きな夢と気持ちは

冷たく小さなてのひらを伝い

ウサギの心に淡く宿る


凍えそうな夜を越え

穏やかで優しい日の光が差す頃に

ウサギ達は柔らかな温もりの中で

ゆるりゆるりと空へ還る


幼子達の大きな夢は

優しい光が空へと届け

やがて小さな木が芽吹く


幼子達の大きな夢と

ウサギと太陽の命の光を

その身に宿した小さな木は

聖なる日に降る雪に混じって

世界に小さな幸せを蒔く




みなが幸せでありますように

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― 新着の感想 ―
[一言]  消えたうさぎは干支として……
[一言]  雪だるまや、雪うさぎ。  溶けて失くなるのが、さみしくて、冷蔵庫に入れましたね。  だから、もうつくらなくなっちゃって。  素敵な詩でしたが、私にはもう、雪だるまや雪うさぎはつくれない…
[一言]  とけてなくなるのを悲しむのではなく。  伝えるために還るだけなんだよ、と。  そう言ってあげられる優しさが温かいです。  今日降る雪には羽の生えたアレも混ざっているのでしょうから。 …
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