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緊急警報2
零時…
コンっ、コンっ、コンっと、、、ドアを叩く音がする、、
コンッ、コンッ、コンッ、とまた叩く
音は凛子の部屋のドアから聞こえてくる
コンッ、コンッ、コンッ、と繰り返す、湯上がりの凛子の身体が一気に凍える
[ぁ、け、てっ、]
声がする
[ぁ、け、てっ、]
開けてよ、凛子いるんでしょ…
えっ、お姉ちゃん
なんだ、、今開けるね
[ブーブーブー、死婢人です、死婢人です
身の危険にご注意下さい]
スマホがまた唸る、、、メールも…
何っ、なんなの…
件名…[到着]、、けっして音をたててはいけません
画像有、、二件
一件目
開くと画像はかなり鮮明に写っている、そこには友達と遊んでいる姉の姿が、綺麗な海の中ではしゃいでいる
そう言えば姉はハワイに行くと言っていた
画像二件目
今度は画像が暗くて見えにくい、それでも目を凝らすとドアらしき物が写っている、その前に子供らしき者が二人、その横に一本の長い傘、子供はみすぼらしく、ぼろぼろの服装をしている
顔、顔は見えない、暗いせいか首から上が、よく見えない
[早く開けてよ、凛子]
目を凝らして見ると微かに部屋の番号が、402号室と書いてある