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怪ZONE  作者: 如月明星
4/9

さまよう魂2




奥に進むにつれだんだんと血の匂いが濃くなった、



寝室の床は黒い血で満ちていた、



男性はベッドの前で両手を伸ばしながらうつ伏せで死んでいる、まるで泳いでいるかのような形で



老刑事の渋谷長一は、天井や、壁、四方八方に飛び散っている血をじっと見つめている



[酷いですね、犯人は斤かそれともノコギリか何かで首切ったんですかね]



まだ刑事成り立ての葉山雅信が渋谷に話しかけた



斤か、、、



[お前ガキだからアイスキャンディー好きだろ]



[アイスキャンディー……]またなんで急に



[あのよぉ、折って食べるアイスキャンディーあるだろ]



[はい、安いやつでメロン味とかイチゴ味とか凍らせて食べる奴ですよね]



[そうだ、、、だけどたまに喉渇いている時完全に凍ってなくても、そのまま食べる事あるだろ、無理やり]



[そうですね、よくやりましたね]



[その時さ、こう、なんて言うか]



[液体が飛び散る…]



[そう、それっ]




[そして二つに折った片っ方は直ぐ飲むだろ、だけどもう一つはどうなる]




[さあ~飲めませんね…]




[それ、どうなる]



[どうなると言われてても、手がアイスでびちょびちょになりますね、間違いなく]


 

[そうだ、そうだよな、、]



葉山は首を傾げながら聞いている、



[どっち道この血の海じゃ鑑識がくる迄近寄れねえな、もう一つのご遺体は何処にあるんだ]



[トイレの中ですけど]

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