表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

平凡な学生

「はあー…。」


 今日もまた俺の一日はため息で始まる。


 俺の名前は真鍋隼人。十八歳。

 ごく普通の家庭に生まれ、何にも困らずにここまで育った。

 RPGの登場人物風にいえば、まさに()()B()が相応しい。

 これといった特技はなく、勉強を頑張り国立大学に入学した。


 そんな俺が特別になりたい、誰かに認められたいと思いながら送る日常生活だ。


 今日は入学式だ。慣れないスーツを着て電車で学校へ向かう。

 電車通学は初めてのため、電車内で何をしたら良いかがイマイチわからず、仕方なくスマホを触っている。


 学校に着いた俺は入学式の会場へ向かう。

 会場には既にたくさんの学生が居て、俺もそこへ紛れる。


 入学式が終わり、俺は土木科で入学したため、その教室に向かう。

 理系ということもあって教室には女子は二割に満たない程しかいない。

 期待してはいなかったが、直面してみると残念だ。


 講義や履修についてなどを指導教員が説明し、それが終わると今日は解散になった。

 早速友達を作り、仲良さげに話す人やスマホを触る学生がいる。

 そんななかで俺は誰にも話しかけることができず、またその場に留まることもできない。


「家帰ってゲームでもするか。」


 そう小さな声で呟き、教室を出た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ