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幸せな少年
「アルフくーん。放課後トイレ来て。大事な話なんだ。」
「わかったよ。アーロン君、」
僕の名前はアルフ。普通の高校生。だけど普通じゃない所がある。それは、
「来たかアルフ!じゃあまずは便器舐めてもらおうか」
「うん。」
僕はアーロンの言う通り便器を舐めた。
「うわっ本当に舐めた!やっぱアルフはおもしろ」
周りにいた仲間が僕を蹴りながら言う。
「アルフは抵抗しないからなー何でもするんだぜ」
そう。僕はいじめられている。
「何ヘラヘラしてるんだよっ!」
アーロンがそう言いながら僕を蹴った。そして30分くらい経つとアーロン達は「つまらねぇ」とただ一言言って帰った。
「いたっ。少し痛むけど大丈夫。」
いじめは辛いけど彼らにいじめを辞めさせるのは僕の力じゃ無理だ。けど不思議と不幸じゃない。なぜなら、
「ただいまー!」
「おかえりー。あ!お兄ちゃんまたケガしてる!」
「おかえりアルフ。あんたまたケガして!何かあったの?」
「いつもの探検ごっこ。」
僕には家族がいたから。父さんはいなく、母と妹の3人暮らしだ。
「お兄ちゃん!明日学校の帰り迎えに来て!お母さん来れないから。」
「いいよ。」
けど僕はまだ知らなかった。幸せが崩れる未来を。




