一致した目的
「じゃあ行こうか!ジャック君!」
クルーニャは幼い子供の様な笑顔で俺を見ると俺を掴みながら飛び立とうとした。
「シュラーブフレイム!」
するとクルーニャは黒い炎に攻撃され慌てて俺を離した。
「黒炎?まさか!」
そこには魔王サタンがいた。
「堕天使ルシフェル!」
「魔王サタン!なんで!?」
「私はお前をずっと見てると言わなかったか?ジャック。」
堕天使ルシフェルが人間をずっと見てたとは…。
「行って良い。」
「ありがとう!」
魔王サタンに気に入られてて良かった、おかげで助かった。
「クルーニャとか言ったな?私には勝てる見込みががあるのか?」
やばいな…とりあえずこの状況を抜け出したい。
「堕天使ルシフェルさん、俺と貴方の目的はあの人間が欲しい…目的が一緒なら協力したらいい!どうです?」
「目的は一致してもやり方は一致しないし、私は魔女の子が生きてる間はジャックを取ろうとは思わん。」
「なぜ?勝てなくはないだろ?」
「そうだな…ジャックを想ってるからだ。」
ケッ、まじかよ!大天使ルシフェルがただの乙女に成り下がるなんて……ますますあの人間が欲しい!
「じゃあ途中まで協力してお互いチャンスが来た時、あの人間を取る時に裏切る。裏切ればそこからは敵…どお?」
流石に強引か?どうだ?
「貴様は弱いのだろ?私にメリットはない。」
「違うよ!俺が提供するのは力じゃなくて情報!」
「情報?」
「そう、天界や神界の情報、魔女の子の情報があれば上手く人間をサポート出来るし魔女の子を上手く殺し人間は確保ってなるかもよ?」
「勘違いするな、私は信頼して欲しくて助けている。 魔女の子を殺してまで欲しくない…私はただジャックが1人になった時にジャックの居場所になりたいだけだ。」
「ホントかよ?本当は自分の物にして自分の為に使いたいだけだろ?俺が知ってるあんたはもっと利己的だぜ?」
「私は愚かな天使達と同じになりたくないだけだ。まぁ、情報を提供するってのは悪くない…私は命を見逃しお前は私に情報を伝えるか…分かったが変わりに情報を伝えてないことが分かったら貴様を潰すからな。」
「分かりやした!」
ふー上手く言ったぜ!
「それと協力はするが命は助けん、あと私に触るな。いや…半径5メートルに近寄るな。」
「堕天使ルシフェルさんよー魔法を使えなくするからって警戒し過ぎたよ。」
「単に男が嫌いなだけだ、それと私の事は魔王サタンと呼べ。」
「了解!魔王サタンッ!」
そんな2人が手を組んだとも知らずに俺はアマノとワイワイしていた。
「言いずらいんだけどさ」
「何?ジャック?」
「そいつの魔法のせいで神器折れた。」
「あー。これダメだね…私はもう攻撃用の神器ないからなー……あ!タナトスに聞いてみようか!」
「死神も神器あるの?」
「一応神だからね。」
「良かった…。」




