妖
「待ってくれ。妖とか街を守るとか、しっかり説明してくれ」
「そうねー。簡単に言うと私はこの街を守る神様で街には妖と言う人を精神から食らう者が現れるからそいつらから人を守る。わかった?」
「…わ、わかった。」
「あ。わかったんだ。」
「じゃあさっそく行こうか!」
アマノはそう言うと俺を連れて森を出た。森を出ると外は夜になってた。
「え。ここって。」
「そうよ。あなたが人を殺した場所。妖は人の負の感情から生まれる者よ。」
「あ。なんだあれ、」
目の前にいたのは人とは思えない黒い化け物。
コレが妖だってのは一瞬でわかった。
「何で見えるんだ?」
「私が見えるようにした。」
アマノはそう言うと素早い動きで妖に近づき持ってる傘から刀を出した。
傘は仕込み刀だ。
「早い!」
あっという間に妖の動きを鈍らせた。
「ジャック。トドメはあなたがやりなさい。自分が招いた妖は自分で片付けるのよ。」
俺はアマノから小刀を貰うと妖にトドメを刺した。
「迷いの無いいい動きだったわよ。ジャック。」
「ありがとう。」
「帰るよ。」
なんだろうアマノとは初めて会ったばっかりなのに、心が許せる。