出会い
初めて小説を書きました。
暖かい目で見てください!
「ほぉー珍しく人がいるのー」
と言いながら俺の方に爺さんが来る。
「お主もアマノ様に祈りに来たのか?それとも迷子かい?」
「ハズレ。どっちでもない。」
「そうか、ならホレ、」
そう言うと爺さんは俺に5円玉を渡してきた。
「祈れと?」
「そうじゃ。」
俺は爺さんの言う通り、小さな賽銭に5円玉を入れて祈った。
祈り終わると爺さんは語り始めた。
「この森にはなアマノ様がいてな、この街を守ってくれてるのじゃよ、ワシは毎日賽銭にお金を入れているからアマノ様の姿が見えるんじゃ。ハッハッハ」
「爺さん凄いな。」
アマノ様?あぁ、この賽銭の神か。
「照れるわい。」
爺さんのその言葉を聞き終えると森の方に歩いてった。
「待て、そんな森に何しに行くんじゃ?」
「…散歩だよ。」
「そうか、確かに小さな森だから散歩にちょうど良いな。気おつけなさい。」
「心配ありがとう」
散歩なんて本当は嘘だ。俺には森に入る違う理由がある。
俺は森で生きる為に森に入った。小さな森だがここには俺
が作った秘密基地があるからそこに住もうと考えんだ。
「あれ?確かにここら辺なのに。」
あるはずの基地がない。さらに霧が出てきた。
「あ!」
俺は基地に繋がる道を見つけて急いでいった。霧が濃くなる。道を抜けるとそこには基地は無かった。代わりにあったのは、でっかい廃墟見たいなビルとそれを囲む草原さらにその草原すら囲む森の木。
「なんだ。ここ。」
小さな森の中にこんなに大きな建物が建ってるのは有り得ない。
「誰なの?迷子かな?」
どこからか声が聞こえた。ふとビルの方を見るとそこには女の人が座っていた、白い髪にオシャレな服に帽子、手には傘を持って、靴はハイヒール。
「そっちこそ誰?」
「失礼な子。名を聞いたのは私が先なのに、まあいいわ、私はアマノ。あなたは?」
「…ジャック」
するとアマノは、ビルから飛び下りた。普通だったらケガする高さから軽々しく。俺は少し驚いたが表情には出さなかった。
「何でここに来たのかしら?ちょっと頭触らせて、」
普段の俺なら手を振り払うだろうが、なぜだろう振り払う気にならなかった。
「…ジャック。あなた、人を殺したのね」
俺はビックリした。なぜ俺が人を殺した事を知ってるのか疑問になった。確かに俺は人を殺したが、まだニュースにもなってないはずの情報ををなぜ分かったのだろう。
「そうだけど、だったらどうするんだ?」
「人殺しは見逃せないわ。恐らく人を殺したからこの森に逃げてきたんでしょう?だけど一生暮らせるような大きな森じゃないし、すぐ見つかるでしょ?」
「そうだけど、頭が回らなくて…」
「じゃあ提案があるんだけど、」
「どんな?」
「私がジャックの面倒みる。代わりに人を殺した償いを私の元で一生してもらう。」
「その償いって?」
「妖からこの街を守ること」
「…」
感想など待ってます。