第4回 なろうの日本人は股間ランゲージは使いすぎじゃない?
ちょっと前ボディーランゲージの情報を少し読んでいたら、うろ覚えだけど指で首筋を掻くと『お前の母親をファックしてやる』という意味になるというのを知ってあっけにとられたことがありました。日本で多少認知されているところでいえば、東南アジアの一部地域では人の頭をなでるべきじゃないというやつあたりでしょうか。僕たち日本人はあまり身体言語は使わないので仕方が無いのだろうと思いながら、中世のよーろっぱらしき場所に転移したにしては不思議な話です。海外旅行に行く際に幾らかは抑えていった方が良いとは聞きますけどね。
小説の舞台だと大抵は城郭都市で人の流入が限定的なところが舞台になっているので、自分たちの常識が当然だと考えていると想像できます。文明の交差点だと比較的寛容そうな気はします。
まああまり言い始めると収拾がつかなくなってしまうと思いますが、異世界らしさを出すために調べておいても損はないんじゃと思えます。そういえばプロポーズ関連では意味を知らないまま求婚していたなんてものはありましたね。鈍感系主人公の新種として、相手が送ってくる身体言語の秋波に気が付かないとか。
悪役令嬢がほっぺに人差し指を当てるポーズをしたら、それが『お前はイカレてる』という意味だったり。指で丸を作ってOKのサインは危険な時もあるんだとか。逆にお酒を飲もうとかご飯を食べようというハンドジェスチャーが出てきたり、単調になりがちなご飯を食べたときの『美味しい』でハンドサインやジェスチャーを使ってキャラや文化の色付けをするのも面白いかなって思います。
文化は違う方が豊潤で楽しいし異世界の醍醐味のように思えるんだけど。えっ日本を舞台にして倫理的に問題のある行動や違法行為をするとするとたたかれるので、好き勝手するために異世界を舞台にするんですか。
しかし異世界転移難しいですね。重力や空気組成の部分をクリアしたとしてパンデミックの部分をどうクリアするかとか、病気耐性で乗り切って無自覚に病原菌をばらまいて一地方を壊滅させるとか、中世で起こったペスト災害は異世界人が見たいなノリで。
そもそも体の細胞とかどうなってるんでしょう。異世界のたんぱく質は構成が違いすぎて消化できないとかありそうですが。
そのあたりも乗り切って(設定して)も次は第一村人ですね。無自覚に最大級の侮辱して殺し合いに。ナローシュ曰く「降りかかった火の粉を払っただけ」 慰謝料を取ろうと(さすがナローシュ)息の根を止める前に聞き出して村に向かったら、やっぱり殺し合いになったので男は皆殺しに(ナローシュって同性が何故だか嫌いなようですね)して金品を手に入れた後、一晩たっぷり股間ランゲージの出番です。
異世界転移したら地球の現代日本だったで、大抵の問題は解決ですな。