状況の悪化
コウとヘキの見た目は
コウ 赤髪の細マッチョ
ヘキ 青髪の細マッチョ
そして両方顔は普通。
「金がない。」
と、カズは呟く。
金はすぐに前回稼げた。だがすぐに消えてしまった。
「どーしますかねー。」
と、呑気に言うノア。
「いや!お前が原因だから!!」
「いいえ!あれは事故です!」
「どう考えてもあんなモノ事故で作れるか!」
「作れます。」
「え?」
そんな話をしているとクエストを確認しに行った頭の悪い脳筋兄弟が帰ってきた。
「おい!これ見ろよ!」
大声を出してクエスト契約書を「バンッ!」とテーブルに叩きつけるように置く。
「こ、これは!」
カズは驚いた。
クエストの内容はこうだ。
街外れに人型の音速を超える速さで動くモンスターが目撃された。直ちに討伐せよ。
「俺だな。」
「お前だな。」
「てめぇだな。」
「カズですね。」
どうやら人外のスピードをひょいひょい出しすぎてモンスターと間違えられたらしい。
(ちょっと待て!)
クエスト契約書は契約を済ませないと持ち出し禁止。
そしてこの兄弟はクエスト契約書を持っている。
「お前もしかs」
「やれぇぇぇぇぇ!!!」
ヘキが叫んだ瞬間
「針地獄!!」
「ギガナックル!!」
2人が攻撃してきた。
家は半壊した。
でもカズは音速以上で動ける。
「あぶねえぇぇぇぇ!!!」
2人の背後に周り「ホッ」とため息をつく。
「んな…!」
「話し合おうz」
「鬼の鉄拳!!」
「えーと...た だ の パーンチ!!」
家が消える。
「いいぞーもっとやれー!」
(ヘキの奴!後で密林へ追放だ!)
そんなことを考えながら激しい攻撃を避け続ける。
「ヘルファイア!!」
「えーと...それっ!!」
「鬼鍋!!」
「あ〜どっこいっ!」
何とか2人を抑えることに成功したカズは自分の報酬を見て驚く。
「5392万ゴールド...」