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僕のおかしなハンターライフ  作者: かりい
始まりと不安
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初めての仲間との狩り

作者はただの中学生の初心者なので暇つぶしに見る程度がちょうどいいです。

 草むらの中1人の少年は獲物を待っていた。

 そこに何も知らないウサギが1羽、少年の前に現れる。

 次の瞬間そのウサギは消え、少年の両手に移動していた。

「よーし、今日の昼飯確保!」

 そう言う少年の名は『カズ』歳は12くらいだ。

 家に帰り捕まえたウサギを鼻歌混じりで調理する。

 少年は一人暮らしをしており、家族は別の町にいる。

 だがカズは元気にハンターライフを満喫していた。

 それに明日は大事な日なのだ。

 ギルドへ行き、仲間を集める予定の日だ。

「どんな人が来るのかなー♪」

 喜びと期待に満ちた笑顔で明日を待つ。



 そして運命の朝。

 澄み渡った晴天はカズの心を表したようだった。

 ギルドにつきウキウキしながら募集を始める。

 だが、誰も彼のパーティーに入ろうとはしなかった。

 当然だった。ハンターには見えないその綺麗で細い手と足と体そして顔。その姿はハンターには見えない。周りから見ればただの子供だ。

 周りからは笑い声すら聞こえる。

「おい!お前!」

 と見知らぬ大男達に声をかれられる。

「何か用ですか?」

 嫌な予感しかしなかった。

「ここは子供が来るとこれじゃねーぞー!」

「もーちょっと大人になってから来やがれ!」

「お前みたいなガキが来るところじゃねーぞー!」

 ギャーギャー笑われ、罵声を浴びせられる。

「聞いてんのか?!生意気なんだよ!」

 そこで大男が武器を取り出そうとした。

 だが、武器は一瞬で消えカズの手に移動していた。

「な...?!テメェ!」

 カッとなったのか拳を振りかざしてくる。

 その巨体に合った大きな拳は確実にカズの頭をとらえたように見えた。

「あれ?え??」

 だが、カズはその攻撃を躱し、カウンターを食らわせていた。

  周りは驚き、大男は倒れた。

「俺には得意なことが3つある。」

 カズは自慢げに指を三本立てる

「1つ、ゲーム」

「2つ、口喧嘩」

「3つ、速さ」

 そう言うとドヤ顔で村の人を見下すカズ。

(よし、これで俺の凄さが証明された!俺のパーティーに参加するやつもドンドンと...)

 カズの妄想はドンドン膨れる。だが、

「インチキだな。」

「へ?」

 突然言われたその言葉を理解できず脳内は真っ白になってゆく。

 なぜ、何故なんだと何度も考える。

 最初は唖然していた村の人もインチキだと理解して去ってゆく。そしてとうとう1人になってしまった。

 ため息をついていると、1人の少女がカズの方へ来た。

  輝く銀髪で腰のあたりまで伸びている。緑眼の少女の歳はカズよりも下で身長は小さい。装備から魔法使いに見える。

「仲間に入れてくれませんかっ!」

「へ?」

 今度の「へ?」は、喜びに満ちていた。

 例え幼女でも初めてのパーティーだ、喜ばずにはいられなかった。

「ねぇねぇ!得意な魔法って何?」

 早速質問してみる。

「あ、はい!かいふ...」

「あぁ!回復だね!妖精のよう可愛い君にはピッタリだよ!」

「いいえ違います。」

「あれ?そうなの?じゃあ何?」

 少女は大きく息を吸い

「地獄魔法です!!」

 と叫んだ。

「回復魔法は苦手です。」

 カズはまた頭が真っ白になった。

「名前はノアって言います!」



 そしてしばらくして実力を見るために狩りをすることになった。

 クエストを受け、出発する。

 クエストの内容はモンスターの狩りだ。

 この世界にはモンスターというとても強力な生物がいる。中には生態系を破壊する奴もいるらしい。

「今回はべアイスの討伐だが、狩ったことはあるか?」

「いいえありません。」

「俺もない。」

 今回狩るのは氷を操る熊べアイスの討伐だ。お互い情報確認のため聞いてみたが双方まだ狩ったことは無いらしい。

  「まぁ、気軽に行こうぜ。」

 森林に行こうとしたその時だった。

 異様な冷気に背筋が凍った。

 (間違えない!いる!)

「武器を構えろ!」

 そう叫ぶとノアは不思議そうに杖を構える。

 木の影から出てきたのは、雪のような美しい毛に氷でコーティングされた爪を持つ熊が現れた。

  べアイスだ。

 そう気付きノアに声をかけようとする。

 それよりも先にノアは魔法の詠唱を始めていた。

「地獄の火よ奴の魂を燃やし尽くせ...」

「ブラックファイア!」

 するとノアの杖からドス黒い炎が出てくる。

 その炎はべアイスの周りを囲みゴウゴウと音を立てダメージを与えていった。

「ガアアア!」

 だが、べアイスも自分ごと氷に閉じ込めて消火する。

 べアイスの動きは素早く、あっという間に距離を詰められてしまった。

 鋭い爪が腹を切り裂こうとしていた。

「キャッ!」

 ノアは思わず目を閉じた。だが、なんの衝撃もない。

 恐る恐る目を開けると自分は元いた場所から20メートル程離れたところにいた。

「もう大丈夫。」

 カズが優しく言う。

 カズが運んできたのだ。目を閉じたわずかな時間で。

「次は俺の番だ。」

 そう言うとカズは消えべアイスの目の前へ一瞬で移動する。

 驚いたべアイスは氷塊を生み出し打ち出す。

 それを全てなんなく躱すカズ。

 そしてべアイスが攻撃を止めたと思ったらいきなり血を吹き倒れた。

「ふぅー、おしまいっ!」

 そう言って何事も無かったようにカズは帰る。



 帰りにノアが質問してきた。

「最後はどうやって倒したんですか?」

「俺は魔法剣士だ。でもマナを固めることしかできない。だからその固めたマナを高速で飛ばしただけだ。」

 そう答えるとノアが次の質問をする。

「カズさんは最高でどれ位のスピードを出せるのですか?」

「音以上。」

 そう答えるとノアは唖然したまま動かなくなってしまった。

 ギルドへ帰る頃にはもう夜だった。

 だがまだノアは驚いていた。

「ほ、報酬金貰って今日は帰るか。」

 そう言って逃げようとクエスト達成の成功報酬を持ってノアの方へ行こうとしたら2人の双子と思われる青年が前に現れた。

「パーティーに入れてくれ!」

「へ?」


どうでしたか?

初めての小説なので変なところ、改善した方がいいところなどがありましたら遠慮なくコメントしてください。

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