詩: メガネの気持ち
掲載日:2026/02/10
鼻の上に腰を下ろして
まつ毛に触れそうな距離で
わたしはただ「あなたの世界を鮮やかにしたい」と願っています
それなのに ときどき 視界がぼやけてしまうのはなぜでしょう
冬の息が白いから
もちろん それもあります
でも もっと別な理由もあるのです
それは あなたが コンタクトレンズの広告を見つめるから
それは あなたが 最新のICL手術を検索するから
でもね あなたが眠る前に
そっと外して 丁寧に置いてくれるとき
わたしは思うのです
まだしばらくは あなたの世界の一部でいられるって




