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株式会社アルラル  作者: 魔物。
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第九話「宇宙」

変な機会に吸い込まれていったアリアに昭田(あきだ)はびっくりしてその機械の裏側を見てみるがアリアは居ない、昭田は恐る恐るテレポーターらしきものに近付き、小型の機械を身体につけると、目を固く瞑って勢いをつけてぴょんっ!と飛び越えてみた。


すると、さっきまで静かだったはずだったのに気付いたらガヤガヤした声や物音が聞こえてきた。


「昭田さん来たんですね!ここからは人が多いのでバーまで迷わないように手を繋いであげますね!」


アリアの声が聞こえて恐る恐る目を開けると、そこには東京とも、ニューヨークとも言えない見たことがないような、例えるならばサイバーパンクな町並みがそこにはあった。


「ここが私達の拠点ですよ!日本で言うと東京とかそんな感じですかね!」


昭田はなんとも言えない表情でアリアに目をやる。


「まぁ、人間さんがここに来るってなかなか無い話ですからね、恐らくアメリカの()()()?とか、日本の()()()()?ぐらいしか来れないって聞きますし」


それを聞いて昭田は更に目を丸くした。


「ほらほら!そんなことより早く行きますよ!みんな待ってます!」


と言って昭田の手のひらを半ば無理やりに絡ませて引っ張っていった。昭田はその間アリアと手を繋いでいるということよりも周りの景色の異様さと、人間と言える様な人達が一人もいないことに驚いていた。


それと、心なしか、アリアは()()()()()()をしている気がした。


「着きましたよ!!ここです!!」


と言われて着いた場所はピンクのネオンの看板でよくわからない文字が書かれていた。


「ささ!!入って入って!!」


と、アリアは昭田の背中を押してこれまた、半ば強引に入店させた。


中に入るとアリアは顔パスなのか店員が「奥でお待ちですよ」と案内された。


「ほら!昭田さんが扉開けてください!!」


そう言われて昭田が扉を開けると。


「「昭田さん!入社おめでとー!!」」


クラッカーの大きな音と共に歓迎された。

そこには先に帰ったはずのカフやケルロ、他にもナヤやプロデューサーのゼイル、アイドルの二人のラキマキ、一番奥にはアルも居た。


そう、随分な大部屋で会社全体が祝ってくれているのだ!


まさに大宴会!!で大歓迎!!


そして昭田がアルの隣まで案内されると、


「皆来てくれてありがとうでふ!昭田君を歓迎するでふ!それじゃあ、昭田君!一言よろしくでふ!」


そう言われても…昭田はそう思っていたが、ここまで皆が祝ってくれるならと思い渡されたマイクで一言放った。


「えっと…()()された分、会社に()()します」



…。



昭田はどこか何か人とズレているのかもしれない…。


だが、


「「あははははは!!」」


昭田の的を得ない一言で宴会場が湧きそのまま歓迎会が始まった。


宴会は遅くまで続いた、昭田と部署が違う人もこれから世話になる同じ部署の人も全員が全員お酒を飲んで飯を食ってそして話をしまくった。


そして、昭田は酔いつぶれてアリアに介抱されていた、そりゃそうだ、宇宙人が飲むお酒の度数は凄く高いのだから。


「昭田さん?大丈夫ですか??だいぶ苦しそうですけど…。」


「だ、大丈夫れす、よ、こるくらいわ…まだ、まだ行けます、よ、。」


「大丈夫じゃないですよ、呂律回ってないじゃないですか…」


「だ、大丈夫れすってぇ〜、そえよりもっと呑みまそうよ〜、。アリアさんが注いだおざけが呑みたいなぁああぁぁぁぁ……」


そう言うと昭田は、そのまま眠ってしまった。

昭田は酔うと寝てしまうタイプなのだ。こうなるとなかなか起きない!


「昭田さ〜ん??昭田さ〜ん??」


アリアのそんな声も昭田には届かず…。


…そして、やっと、本当にやっと、話の冒頭に戻るのだ。

そう、ここまでは過去話だったことを忘れてはならない!!

やっと過去話が終わりましたね。

次から昭田が寝坊するところから始まります。タブン。

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