異世界転生
僕は、死んだ。
そしたら僕は、目が覚めた。
すると目の前に広がっていたのは、見たこともない世界。
異世界だったのだ。
「え、ここどこだよ!」
「俺死んだんじゃないのかよ!」
「もしかして、ここ異世界ってやつ!」
驚きが隠せない俺。
周りには沢山の家々、更に沢山の人々が歩いていた。
一応心を落ち着かせ、状況整理する。
「俺は今、え!!!!!!!」
自分の服装と手持ちを確認すると、
執事服を着ていて、金貨30枚を持っていた。
「金貨1枚て、日本円で何円ぐらいなんだろう?」
そう考えて、おどおどしていると、
誰かから話しかけられた。
「すいません、どうかなさいましたか?」
話しかけてきた人を見ると、
長い金色の髪をしている美少女だった。
僕がその人に見とれていると
「あのー、聞いていますか?」
そう言いながら、僕の顔を覗き込んできた。
「あっ、すいません」
「なんですか?」
「あなたがおどおどしていたので、何かあったのかなと」
「あっ、そうなんですか、僕ここ初めての来たんですよ」
「そうなんですか、なら私が、ここグリアナ王国を道案内しますよ!」
「いいんですか?」
「当然のことですよ」
「ありがとうございます。」
「よろしいですよ」
そうして、たわいもないことを話しながら歩いていた。
すると、最初の目的地に着いたようだ。
「ここは、グリアナ王国一の商店街、カバトル」
「欲しい物は、ここで全部買えると思います」
「そんなんですか! 凄いですね!」
「買いたい物もあると思いますが、次に行きましょう」
「わかりました」
また2人は、歩き始めた。
するとまた、次の目的地に着いたらしい。
「次は、ここ国の中心にある公園、グリアナ公園です」
「グリアナ王国の中で一番大きい公園なんですよ」
「また、もう少しで国王陛下が、即位されるのですよ」
「じゃあ、ご子孫の人がなるのですか?」
「いいえ、グリアナ王国の国王陛下は、国民の投票で決まるのです。」
僕は、驚いた。
僕の住んでいた日本の国王陛下が即位するときは、国王陛下の子孫だったからだ。
「でも、問題があるんですよ」
「なんですか、その問題は?」
「次期当主候補のケルビン・アルタイルが国王陛下になりそうなんです。」、
「でも、ケルビン・アルタイルは、金使いが荒く、女癖が悪いんですよ。」
「何で、その人がなりそうなんですか?」
「それは、金で国民を買収しているんですよ!」
「そんなの卑怯じゃないですか!!!」
僕は、怒った。
だって国王陛下は、いい人がなるべきなのに、
ダメな人がなるのは、おかしすぎる!
「まあ、そんなに怒らずに、何とかしますよ」
「すいません、落ち着きます」
「じゃあ次行きましょう!」
「はい!」
そしてぼくたちは、色んな所に行き、すっかり暗くなりました。
「もうこれで、グリアナ王国の道案内は、終わりです」
「ありがとうございました。 このお礼は、いつかします」
「じゃあ、頼み事をします」
「今ですか!」
「はい」
「わかりました」
「じゃあ、私とお友達になって下さい」
「それでいいんですか?」
「はい!」
僕は、とても嬉しかった。
異世界に来て初めての友達が出来たからだ。
僕は、ふと思い出す。
「すみません、聞くのを忘れていたのがあるんですけど」
「大丈夫ですよ、友達ですもん」
「そうですね。僕の名前は、佐藤進助。」
「貴方の名前は、なんて言うんですか?」
「そうですね、名乗っていませんでした」
「私は、ケルビン・エリアナ、国王陛下の娘です」」
「えーーーーーーーーーー」
つい夜なのに大声を出してしまった。
彼女は、そう国王陛下の娘さんだったのだ。
今思えば、町を歩いている時に、気にしていなかったが、
たくさんの視線を感じていた。
そしたらエリアナが、
「これから、よろしくお願いします進助さん」
と言い、笑った姿は、お姫様みたいに可愛くて、きれいだった。