いちばんキレイなのは…(200文字小説)
掲載日:2016/01/10
「あ〜あ」
思わずため息が出た。
成人式の後、同級生で集まろうという事になった。
男子はスーツ、女子は晴れ着。
スーツを着ている女子は私だけ。
レンタル予約するのが遅くて借りられなかった。
男子たちは女子の晴れ着を見てうっとりしている。
私はそんな同級生達の輪に入れない。
「よう!」
声を掛けてくれたのは当時一番人気だった男子。
「皆んな派手だな」
「そうね。キレイな着物で羨ましい…」
「俺はお前が一番キレイだと思うよ」




