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帰巣本能  作者: あしゅら
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セットリスト

彼らのライブに通い詰めて行くうちに私には目標ができました。彼らのバンドのセットリストの紙を貰うことです。まだ売れていない彼らとはライブ終わりに話すことができ、セットリストの紙を貰うことも出来たのです。彼らはフォーピースバンドのためセットリストは4枚であり一回のライブでセットリストを貰えるのは4人ということになります。私はその目標を達成するために今か今かとタイミングを見計らい声をかけました。それまでに4本のタバコを吸うほどひどく緊張していました。だけど私が声をかけたのは青い彼ではなく同じメンバーのベースを弾いていた彼でした。それは緊張のあまり間違えたのではありません。青い彼がほかの子にセットリストを渡しているのを見たからです。私は翌日の仕事が早いためセットリストをもらったあとすぐに出口まで走りました。そうすると青い彼が私に「ありがとう、またきてな」と声をかけました。私は一瞬にして真っ赤になり下を向いたまま走り続けました。セットリストを持った手は震えていてそれを隠すためにタバコを吸いました。夢を見たのだと思いました。彼が近くにいて私に話しかけるなんて夢だ、私の青い彼への想いが強すぎたあまり幻聴を聞いたのだと。家に帰るまでの道で彼らの曲を大音量で流しました。忘れることのない1日でした。

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