表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/105

7.アリーシアと魔法

この国の魔法事情です。


読みにくい、わかりにくい、おかしい、など

何かご意見ございましたらお気軽にお知らせください。


アリーシア以外のキャラの持つ属性は前話の登場人物紹介に軽く記載してますので、気になる方はそちらも併せてご覧下さい。

アリーシア セイリオスは

5歳の誕生日前に高熱で死にかけて前世の魂と融合したのだが後遺症もなく、別人なのか?と思われる様な変化もなかった為、周囲も回復を感謝し過保護が増しただけだった。ただ、それまで以上に勉強熱心になったり、

魔物や魔法、国の歴史に異常な興味を示す様になった。

時折天才的なヒラメキにより周囲は驚くが

『うちの子賢い!天才か?』的な溺愛情により

大々的な影響には及ばなかった…


所謂箱入り…頑丈な箱に囲われていたので一歩外の世界へ出始めるとそれは徐々に明らかになっていった。


〜〜〜〜〜〜


初めてのお茶会を無事?に終えたアリーシアは友達を

作れなかった事に落ち込み、王子達以外誰とも話せなかったので “私なんて誰の記憶にも残ってないわ” と盛大に思い違いをしていた。


婚約打診の釣書や招待状(王家含む)などはセイリオス家の男達によって速やかに隠蔽されていたからである。


〜〜〜〜〜〜


このサリヴァハーク王国では11歳から18歳まで学園で

様々な事を学ぶ。11歳から15歳までは初等科で勉学、

マナー、魔法、剣術、薬学など基礎知識や体力作りetc…

厳しいが自由度が高い。そこを経て16歳から18歳までの高等学園へ進み専門的に身につけていく。塔は別だが

同じ敷地なので、交流は待とうとすれば持つことが出来る。食堂や図書館は共有スペースでとても広い。


平民、貴族で明確に分けられず、純粋に知識、能力、

質など平等に判断され公平に評価されるので、平民で

あっても優秀で努力が出来る者は狭き門ではあるが

高等科まで進める。特例として魔法科に限り魔力や

属性持ちで適正のあるものだけしか所属出来ず、才能がないと高等科には進めない。なので高等学園の魔法科は

エリート中のエリートで憧れの的or嫉妬の対象となる。


魔力は生まれ付いてのもので属性も遺伝によるものではなかった。ただし雷の属性だけは王族にしか顕現しない属性なのであった。


この国では3歳までに魔術師団や教会などで魔力鑑定が義務づけられている。鑑定は無料で行われ、魔法の

危険性や貴重性から結果は国へ報告される。たとえ平民であっても国から認定されると、その貴重性から貴族に養子や結婚相手として求められることとなる。


アリーシアの気弱のルーツはここにあった

魔力はあったが属性がなかった…

これがどういう事かというと鉱石や魔物から出る魔石を魔力のない人より効率よく取り扱う事は出来るが、

魔法自体は使えない…

前世との融合でその事を忘れ魔法の世界に興奮し頑張れば使えると頑張るアリーシアに、周囲は現実を突きつける事は出来なかった。


魔法属性は1つでも貴重、それを複数所持する兄達…

この世界の常識と兄達の稀有さを知ったアリーシアは

前世での性格もあり自分の価値を見出せなくなって、

そもそも持ち合わせてはなかったが自信が更になくなってしまった…根が真面目なアリーシアは自分に出来る事をせめてもと頑張って身につけ、武装する事は出来たが三つ子の魂なんとやらで生来の気質はなかなか変える事は出来なかったのである。


そんなアリーシアだったが7歳の時に参加した

王宮のお茶会で本人の知らない所で運命を変えるほどの出来事があったのだが、それを自覚したのは学園に入学してからだった……。








次回、アリーシアがいよいよ学園に入学します。


ご意見、ご感想 お気軽にお寄せ下さい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ