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14,閑話〜ジュリアンとラスカル〜

本編には影響のないお話ですが、二人の関係性が垣間見えますので、この二人のことがお嫌いでない方は、ぜひ読んで頂きたいです。

「おい、ラスカル…最近アリーシアに対するお前の態度が以前と違う様に感じるのは俺の気のせいか?」


「いいえ、ジュリアン様、気のせいではございませんよ?私は誰かさんと違って、好きな子には優しく、更に真綿に包んで…イイコイイコしたいんです!」ニコー!


「おっ前!……アリーシアは俺のだ!」


「いいえ、ジュリアン様、アリーシア様はジュリアン様のものではございませんよ?婚約もされてないでしょう?私にもチャンスはあります!」ニコーニコー!


「クッ…確かに婚約はまだだが…時間の問題だ…父上にも公爵にも交渉は…進んでいる…はずだ…」


「いいえ、ジュリアン様、陛下も公爵様もまだお心をお決めになっているわけではございませんよ?直接お二人に確認しましたので、ジュリアン様の願望よりは確かな情報です!」ニコニコニコー!


「ギリギリッ…アリーシアだって俺を慕っている!」


「いいえ、ジュリアン様、アリーシア様は誰か一人を特別扱いする様な方ではございませんよ?それは貴方が一番ご存じでしょう?アリーシア様はみんなのアリーシア様です!」ニッコ ニッコニー!


「くそぉーーー!俺の側近の性格が悪くなってるーー」


「いいえ、ジュリアン様、私の性格が変わったわけではございませんよ?ほんの少〜し正直になっただけです!

それにお口が悪いですね、最近私達はとっても仲良しと噂されてるんですからっ、さっ、いつもみたいに優しくお声をかけて下さい。」トドメのニコーーーリ!


机に突っ伏して叫ぶジュリアンをラシュカールが

笑顔で慰めていると、アリーシアがやってきて


「お二人とも本当に仲良しですね、最近私の学年の女生徒達もお二人の噂をしておりましたよ!お二人に婚約のお話があるかもしれないですね?」本家ニコー!


と、噂の内容までは知らなかったが…当の本人がとてもいい笑顔で爆弾を投下していったのであった…。



読んで頂きありがとうございます。

これからも再訪して貰えたら嬉しいです。


励みとなりますので、ブックマークやコメント、評価

どうぞよろしくお願いします( ˙꒳˙ )ノ


短編  『幸せになる為の涙』  

8,000弱の短いお話です、是非お立ち寄りください。

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