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VS レジン ➖2➖

 そして、レジンの背後より一人の男がやってきた。


 「レジン様、こちらの制圧は完了しました。…見ていましたよ、流石ですレジン隊長」

 「この程度の連中どうという事はない。そちらこそよくやった、ロラー」


 そこにいたのは体格のいい中年の男性だった。

 彼の名はロラー・カワイ。レジン隊の副隊長である。


 「住民の女と子供のみを荷車へ収容して出発させました。老人や男は始末しましたが、まだどこかに潜んでいるかもしれませんが…どうしましょうか」

 「ここはもういいだろう、次の場所へ移るぞ」


 そんな時、レジンは横方から何かの光が見えた。


 「ん?なんだ、今の光は」

 「何か?」


 それから、しばらくしてからレジンに微かに聞こえるほどの衝撃音が鳴り響いた。


 「今のは一体…魔力は感じなかったが」

 「どうかなされましたか?」


 気のせいか…?いや、確かに何か巨大なものが落下したかのような音がしたが…。

 

 そんな時、レジンの左手の甲から紋章が浮かび光が点滅していた。

 その点滅をレジンの意思によって止めて、左手を口元の方まで上げた。


 「レジン様!レジン様ー!」


 そこから聞こえてくるのはレジン隊の一人の男性隊員の声なのであった。

 それは通信魔法で、遠くの兵士との通信が可能なのである。


 「何事だ、やかましいぞ」

 「大変です!ガーヴァルが何者かによって倒された模様です!」

 「何ぃ…?なんの冗談を言っている!この辺にガーヴァルを倒せるものなど存在するはずがないだろう!」

 「いえ、本当です!私もこの目で確認しました!上空を飛行していたガーヴァルが、突然どこからか発射された何かの光線が飛び出してきて、それが直撃してそのまま落下していったのです!」


 光線で撃ち落とされた…?もしや、今の落下のような衝撃はガーヴァルだったのか…?


 「本当なのだろうな?」

 「は、はい!ここにいる兵士の複数人が確認しています、今からその落下した場所に向かおうかとしています」

 「お前達は今どこにいる」

 「シンバー地区の西側です」

 「わかった。今から私も向かう」

 

 そしてレジンは通信を切った。


 ガーヴァルはスフェーン様から権利を頂いた貴重な契約獣奇なんだぞ、そう簡単にやられてたまるか…。何かの間違いのはずだ、この目で直接確認する。それからその攻撃を仕掛けた奴を突き止めてやる。


 「今の会話聞こえていました。私達も付いて行きましょうか?」

 「要らぬ、私一人で様子を見てくる。お前達は一足先に戻っていろ」

 「しかし、もし本当にガーヴァルを倒した者がいるのだとしたら…もしかすると…」

 「そうだ、その可能性がある」

 「でしたら尚更一人で向かうなど危険です」

 「ロラー、そこまで私のことを下に評価しているのか?」

 「いえ、そう言うわけでは…」

 「大丈夫だ、もしどんな強者がいるのだとしても私が倒してやるまでだ」

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