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出陣 ➖10➖

 発射された銃口からは、青白い光線が前方の上空へと一直線に続いていた。

 その銃口の長さの数倍の幅はある直径1メートルほどのレーザーが、回りには電気の渦を巻いて放たれていたのだ。それは、超強力放射線兵器なのである。 


 ジャスは、必死にその衝撃波に耐えながらそれを目の当たりにしていた。

 そしてその光線は、たった数秒で止んだのである。

 ジャスはそんな僅かな時間だったが、偉く長かったように感じていて、その銃撃が終わってからも、衝撃でしばらく呆然とその場に立ち尽くしていた。



 ───そして、その光線は超高速でガーヴァルへと正確な方向へに向かっていった。

 その速さに、ガーヴァルが視界に捉えるよりも先に、

上空を飛んでいたそのガーヴァルの脳天を貫くようにして直撃したのである。

 当たった瞬間に、ガーヴァルの全身が硬直し身動きが取れなくなっていた。

 そしてその光線が収まると、ガーヴァルの頭部には撃ち抜かれた部分が綺麗に円になるような空洞が空き、そこからは大量の血が吹き出していた。

 そしてガーヴァルは、そのまま真下の地上の方へと落下していったのである。


 それから、その落下でドーンと爆発音にも似た音と微かな衝撃が走った。

 その遠くから聞こえた音で、ジャスは意識を取り戻していた。


 お、終わったのか…いや、何があったんだ…わからない。


 紅は、持っていた武器のボタンを押して元の状態に戻し、そして元の場所のLANDへと戻した。


 「ど…どうなったんだ!ガーヴァルに当たった…のか?」

 「ああ、頭部に一撃を当てた。それから真っ逆さまになって落ちていくのを確認した、死亡したと推測する」

 「ほ、本当…なのか!?」

 「…直接見に行くのが早いだろう。この世界の生物は未知数だ、まだ生きているという可能性だってゼロじゃないだろうしな」


 そして、なんとかその紅達のいる方へと戻ることのできたドッドが、その姿と場の状態を確認することができた。


 「な、何が起きていたのでしょうか…何も見ることができませんでしたが…」

 「ええ…。本人へ聞いてみましょう」


 そして音声が紅の方へ聞こえるように切り替えて、紅の頭上に飛んでいたドッドを通してリナリアは話した。


 「紅様聞こえますか、一体何が起きたのか説明してもらえないでしょうか」

 「…光線銃の武器を使っただけだ。そしてガーヴァルを撃ち落とした」

 「ガーヴァルを倒したということなのですか…!?」

 「ああ、一緒に来て確認するんだな。…それから、約束は覚えているだろうな」

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