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プロローグ ➖3➖

 P.Aを扱えるようになった人間が完成されたが、人間としての機能が優れた者がいても敵国に太刀打ちなんてできるはずもない。

 そこで、これもまた隠蔽され、そして既に抹消もされている超兵器の存在が日本にはあったのだ。

 それも、P.Aの設計者と同じ人達が秘密裏に、誰にも見つからないであろう地下の一室に基地を作り、その作製が行われていた。

 その兵器も元から常人には扱えない代物で、P.Aを装着できる者用に開発されていたものだったのだ。

 

 その兵器の名前はSHWスペシャルヒューマンウェポンと呼ばれる一人用の乗り物兵器なのだ。

 AIのコアに乗り物用の外装を付け、その中には武器の一式を小型化して仕込まれていた。


 陸、海、空それぞれに適応するよう設計され、試作品を含める三台のみのSHWが完成されていた。

 一見は、ただの乗り物に過ぎないので誰にでも扱えるようにも思えるが、そうはいかない。P.Aのプロテクターとの同調でAIのコアとの連動でより高度に動くシステムなのだ。

 内包された武器一式も常人には扱えきれないほどの反動のあるものばかりなのだ。

 そして何より、SHWにはP.Aを装着できる人間とだけ使用できる驚くべき設定もあるのだ───。

 


 そのSHWを操れる一人の人間、20歳の青年である紅契(くれないちぎり)はSHW-01、陸用兵器のLAND(ランド)と呼ばれるバイク型の機体を操ることができる一人の兵士だ。


 紅はある目的があり、自らの意思でその実験に志願した。

 何より、紅の両親もその研究に加担していたことにも影響されている。

 紅の両親は研究家で、常にこれから人間が生きていく上でどうするべきかを研究をしていたのだ。

 そんな親のコネクションもあり、紅はすぐにその被験者として受け入れられることができたのだ。

 両親は反対することもなく逆に喜んでいたという、そんな人物だった。


 試作機のプロトタイプを改良させて、陸戦用に作られた戦闘兵器LANDは、大きめの二輪で全長3メートル程の大きさに、全幅1メートルある超大型のバイクである。

 未来科学により作られた超強度を誇る黒光りした合金鉄により作られ、金色に輝くボーダー模様が右側に施されていた。


 バイクだからと侮ることはできない。その兵器との戦いを見た者こそ知っている…いや、それと出会って生き残ったものはいないとの噂が立っているほどだった。それは、敵国の間で騒然となり話題になっていた。

 そのSHWに仕込まれた武器の一つ一つも同じ設計者に作られた精密な武器で、敵国の高性能兵器をも一掃することができる物だった。


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