切り取り
森喜朗氏の発言は、以前も切り取りされていましたね。
例の「神の国発言」ですが、あれは神道政治連盟の方針を述べたに過ぎません。
発言内容をおおまかに紹介しますと、「この神道政治連盟の方針は『日本の国は、まさに天皇を中心としている神の国であるぞ』ということを」云々の二重鍵括弧の部分が抜き出されて問題視された経緯があります。
その後、クリントン大統領に「How are you?」と聞くところを「Who are you?」と聞いたとする作り話が毎日新聞社の記者を発信源として拡散されました。
この捏造記事に飛びついたのは週刊誌で、元ネタは個人名のないアメリカ大統領と韓国大統領で取り交わされたとされる、アメリカンジョークの一つです。
更にマスコミ各社が「森内閣を潰すつもりで(捏造報道や偏向報道を)やった」と明言していますし、「このぐらいは受け入れる度量が必要だ」とも放言しています。
こうした経緯があって森氏は今回の騒動についても「面白おかしくしたいから聞いているだけだろう?」と不快感を隠さないのかもしれませんね。
さて、それでは今回の「女性蔑視」とされた発言部分を抜粋しておきます。
『(前略)
これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは、女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言います。ラグビー協会は倍の時間がかかる。女性がいま5人か。女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局、女性はそういう、あまり私が言うと、これはまた悪口を言ったと書かれるが、必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります。
私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる。みんな競技団体のご出身で、国際的に大きな場所を踏んでおられる方ばかり、ですからお話もきちんとした的を射た、そういうご発言されていたばかりです。
長くなって恐縮です。山下さんが、私に最初にあいさつしろと。こう言うもんですから。私は長くなるよ、と。議事進行にご迷惑になるからと。というよりは私の立場を考えて、何か先にしないと失礼になると事務局は考えたと思う。そういう考えは無用です。ここに来れば、みんな同じなんです。ですから、そういう意味で、誰か偉い人が来たら、すぐさせるとか。特にそういうのは会議の途中でありますから「ただいま、何とか大臣が見えましたので、ごあいさつを」というのがあります。あれ1番、良くないですね。そんなつもりで来てるんじゃない。
(後略)』
更に数年前には立憲民主党の辻元清美議員のお友達で、靖国神社でヌード写真を勝手に撮影した北原みのりという女性が「男性の会議は長過ぎる」という文章を週刊誌に寄稿しています。
余談ですが、この北原みのりさん主催の「女祭」というイベントで、辻元清美議員がサインした性玩具がオークションされたとか、「私は国会議員やあらへん、国を壊す、国壊議員や」と辻元議員が宣言したと週刊誌に記載され、必死で火消しに走っているそうです。
口は災いの元ですね。