絶対領域
先日、調べ物をしていたところ、兼好法師の『徒然草』に笑える内容を発見しました。
引用します。
「
世の人の心惑はす事、色欲には如かず。人の心は愚かなるものかな。
匂ひなどは仮のものなるに、しばらく衣裳に薫物すと知りながら、えならぬ匂ひには、必ず心ときめきするものなり。久米の仙人の、物洗ふ女の脛の白きを見て、通を失ひけむは、まことに、手足・はだへなどのきよらに、肥え、あぶらづきたらむは、外の色ならねば、さもあらぬかし。
」
徒然草の第八段です。
大まかに訳しますと、
「世の中の人々を惑わすのは色欲に他ならない。人は愚かな存在だ。
芳香は形のないもので、服にお香を焚き付けているものと知っていながら、良い芳香にはトキメキを感じてしまう。
久米仙人が洗濯中の女性の素足を見て神通力を失ったが、確かに手足や肌が美しく、プニプニした絶対領域は他と比べようもない魅惑があるから、仕方ないよね」
と言った感じです。
「脛」を膝下と見るか、太股を含めるかで研究者の間でも論争があるようですが、チラリズムの観点からすれば服の裾から覗く太股、即ち絶対領域が妥当でしょう。
いつの時代も女性の色香に惑わされる男性は後を絶ちません。
古くから女性が肌を人前に晒さないようにと言われるのは、こうした男性側の理性を保つ為です。
兼好法師でさえもこうなのですから、さもあらぬかし。
何事も節度があらま欲しきことなり。
世の男性諸君を惑わすのは、萌えでござるお。
拙者たちは愚か者でござる。
女の子の甘い匂いは香水の匂いなのに、思わずクンカクンカしてしまうのは、男のサガでござる。
「親方、空から仙人が降って来た!」の久米仙人だって、女の子の絶対領域に萌え萌えキュンてしたんだから、もう仕方ないでござるお。
モリモット訳




