批判だけなら誰でもできる
「反省だけなら猿でもできる」というテレビコマーシャルが昔ありました。
それと同じく「批判だけなら誰でもできる」のです。対案を出さないで、批判だけするのは卑劣としか言えませんね。
例えば、オリンピックの組織委員会の新しい会長に、事前の調整通り橋本聖子議員が決定しました。
前の会長候補者の川淵氏を決める経緯が「密室」と批判されて白紙に戻りましたね。
今回の橋本聖子議員に決まる経緯も事前の調整があり、ほぼ「密室」でした。そうでなければ次の五輪担当大臣の人事がすんなりと決まるはずもありません。
川淵氏の時に批判した方々は、どうして今回は黙っているのでしょうか?
新しい組織委員会の会長が「女性だから」としたら、それも男女差別ですね。
さて他に批判されそうな点は、「政治的中立」でしょう。
現職の国会議員を組織委員会の会長に選手するのは「政治的中立」が保たれないとか批判する人もいらっしゃるかと思います。
そういう批判をする方々は、誰が後任に就いても批判するでしょう。何故なら、組織委員会の会長の仕事がどのような内容か知らないからです。
かつて政権与党を舌鋒鋭く批判する野党に期待して投票した方々も、その後の政権交代で失望されたでしょう。
何しろ法改正の時に自民党案にさんざん批判を加えて反対した挙げ句、自らが出した対案も「我々が出した法案に賛成できない」と述べて廃案にしたぐらいの政党ですから。
未だに政権交代再びの夢を見ているそうですが、心と党員、議員の全てを入れ替えて臨まないと信頼は取り戻せないでしょう。
やはり批判するならば、対案を示して欲しいですね。




