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一番強くなるために必要な○○なこと  作者: ○○やろう
第三章 入学
23/34

23話 大和、美少女との会話の果て の巻

ーーー 

ーー


「…屋那やなさん!

休み時間中ごめん、ちょっといいかな?」


先ほどの体術の授業が終わったその休み時間、大和は意を決して目的の女の子に声をかけた。


「……?…何……?」


屋那やな 松莉まつり

体術の授業の時に1分間耐えきった5人のうちの一人。

最初のクラスの時に大和と同じく一人でいた陰のある女の子。

隣の国の隠岐の国からこちらの出雲高校に入学したため基本的に友達はいない。


「突然ごめん、覚えてくれてるかは分からないけど俺は宍道大和。

本当はさっきの授業の時に話しかけたかったんだけど、タイミングが合わなくて…」


「……知ってる……

あの宍道家の美人姉妹二人をもてあそんでる今話題の鬼畜新入生でしょ……」


「ぶッッ!!!???」


抑揚のない口調でとんでもない爆弾発言が飛び出した。


「えッ!?

俺今そんな風に言われてんの!?」


「……で、その鬼畜さんが何の用……?」


「い、いやその鬼畜さんっていうのは誤解でーーーってそんな話をするつもりじゃなくてッ!

さっきの体術の授業の時、屋那さんも先生から逃げきれてじゃんか。

単純にその時の君の動きに見とれちゃってさ。

よかったらなんの流派なのか教えてくれない?」


「……見惚れる……つまりは視姦……やっぱり鬼畜……」


松莉は両腕で身体を隠しながら大和に軽蔑の視線をなげつける。


「おい、ちゃんと聞いてたかッ!?

見とれてたのは体術の動きだよッッ!!!」


初対面だというのに敬語も吹っ飛んでしまい、思わず大声で否定する。

その瞬間教室の静まり返り、クラス中から注目を浴びているのが後ろを振り向かずとも分かった。


「し、失礼……俺としたことが取り乱してーーー」


「……ん……ジョークよ……私が使っているのは屋那流忍体術……」


(ジョ、ジョークかーーい。

いきなりこんなのブラックジョークをぶっこんでくるとは人は見かけによらないな……)


松莉のペースに乱されっぱなしではあったが、ようやく目的の話題に向かったのを聞き逃さす、強引に会話の方向転換を図る。


「屋那流忍体術……?聞いたことないなー

でもすごかったよね、屋那さんの体捌きッ!

俺も体術には多少自信はあったんだけど君の動きには攻撃を当てられる気がしなかった。

俺がこっちの学校に来たのは色々理由はあるんだけどとにかく強くなりたいって思ってるんだ!

良ければまた時間あるときにでも色々教えてくれないかな?」


興奮気味に言ったのがいけなかったのか……


「……色々教える……でも私もそういうのは初めてだから教えるも何も……

むしろ色々教わりたいたいくらいだけど……あなたも童てーーー」


「シャラーーーップッッ!

それ以上は言わせねーよッッ!!??

俺が聞きたいのはさっきから体術のことだけだって―の!!」


再びカオスな会話になりそうなところを強引に中断する。


「……ん、分かった……今度気が向いたら……」


「あ、ありがとう!また体術の時間の時にでも声をかけるよ!!

せっかくの休み時間にごめんね、それじゃ」


紆余曲折はあったがなんとか目的を果たした大和は、これ以上の会話は危険と判断し、足早に離れ次の授業に向かうのであった。


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