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一番強くなるために必要な○○なこと  作者: ○○やろう
第三章 入学
15/34

15話 大和と生徒会長の○○な関係

ーーー

ーー


「…………………以上をもって私の挨拶を言葉とさせていただきます。

それでは皆さん改めて入学おめでとうございます!!」


どうやら物思いに耽っている間に長い話は終わったようだ。


(よし、今日から新しい環境だ。

生半可な成長じゃ父さんや撫子に鼻で笑われちまう。

気合をいれろ!大和!)


「それでは続きまして生徒会長より一言お言葉を頂戴いたします。

“宍道一花”会長、宜しくお願い致します」


「ブッ!?」


数秒前に気合をいれた大和であったがそのアナウンスを聞き思わず噴いた。


「い、一花ちゃん…?」


「ただいまご紹介に預かりました宍道一花です。

僭越ながらこの出雲高校の生徒会長を務めさせていただいております。

高いところからで恐縮ですがこれから入学される皆さんに一言送りたいと思います」


「綺麗…」

「…めっちゃかわいい」

「顔だけやないぞ、スタイルもやばないか!」

「お、御姉様…!」


壇上に上がった宍道一花を見た新入生一同は彼女の纏う美しさに男女問わず次々に賞賛の言葉が発せらる。


(い、一花ちゃん…

自分が生徒会長だっていうこと隠してたな。

そういえば昨日、今日の入学式楽しみにしといてなんて意味深なこと言ってたけどまさかこのことか!?

伯母さんたちも一緒になって俺をからかってたのか…)


「皆さん、私からの言葉は一言です。

人生の中でたった三年しかない高校生活、

この出雲高校での三年間が楽しかったといえるようなそんな学校生活を送ってください。

皆さんがそう思えるような生活が送れるよう私も尽力します。

以上で……

あ、もう一言忘れてた。

大和ぉー

あんたはもう少し肩の力抜いて楽しみなさいよ。

私が会長をしているこの学校でそんなつまらなそうな顔してたら許さんけん!

以上です。

それでは皆さんこれから一緒に楽しい学校生活を送りましょう!」


“しーーん“


一花の後半の挨拶に皆あっけにとられ一瞬の静寂が訪れる。


「…か、会長ご挨拶ありがとうございました…

それでは新入生一同これで入学式は終了となります。

各クラスへ移動をお願い致します」


いち早く復活した進行役がなんとか言葉を発し、次の行程へ皆を促した。


この空気を生み出した本人はというと言いたいことが言えてすっきりしたのであろう、

鼻歌交じりに壇上を降りて自分の席へと戻っていった


そして言われた当人はというと


(い、一花ちゃんのあほーー!

皆の前でなんちゅうこと言ってくれるんだよ。

こんなのこの後のクラスでの紹介の時にえらい目にあうに決まってる……

現にもう大和って誰だよ的な空気がすごいし、男子に至っては目が血走ってるやつもいるし……

これは俺、強くなる前に死ぬかもな……………)


先ほど入れた気合はどこへやら、これから起こるであろう惨劇に頭を抱えるのであった。


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