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新作作品案「妹を守るために失ったものは・・・」

 先日、小生の感想欄に寄せていただいたアイデアに「窮地に陥った三姉妹。長女が妹たちを守るため、人間に戻れなくなることや改造される時の苦痛を承知したうえで、ガイノイドになる」というものをいただきました。


 この話を頂いて思い出した作品がありました。それは1998年に月刊少年ジャンプで掲載された三条陸氏と林崎文博氏による「サイドボーン」です。

 その作品自体は打ち切りにされたので、物語の伏線が回収されず尻切れトンボに終わったので、不完全燃焼といったものですが。


 ストーリーを説明すると二次創作になるので言及しませんが、その中で幼馴染のヒロインを守るために「勝手に」改造された主人公が人間兵器に変身するというものでした。そして、人間の姿に戻れなくなることを承知の上で、さらにパワーアップするため強化したロボットの身体になるあたりは良かったと思います。


 ただ、先に言及したように作品が打ち切りになったので、救いようのない話(一応はなんらかの続きがあるのを示唆してはいたけど)になってしまい、骸骨のような機械の身体にされた主人公がヒロインに自分だと名乗れないまま終わってしまいました、


 個人的には、物語を終わらすのなら死亡したというのでもいいので決着をつけてもらいたかったものです。もっとも、話の展開上読者を引き付けようと思って変な設定が増えていっていたような気がしましたけど、なにぶん昔の事なのでよく覚えていませんけど。


 そんなこんなで、改造され二度と戻れない少女のものとして考えたのが次のようなストーリーです。一応、ファンタジー物の体裁をとっていますが。


 中世のような世界の、ある村に美しい三姉妹が暮らしていた。しかしある時、外部から奇怪な姿をした軍勢が侵略してきた。その奇怪な奴らは全身を金属で覆われているので、領主の騎士団はあっという間に敗北し、その支配下に置かれてしまった。


 主人公である長女は下の妹と幸せに暮らしていたが、なぜか一番下の妹を後宮に差し出すようにと言われてしまった。そこで三人で脱出したが途中で二人の妹を奇怪な奴らに奪われてしまった。

 悲嘆にくれた長女が落ち延びた先には、その奇怪な奴らを跳ね返せる手段が隠匿されていた。それは人間を奇怪な姿に改造する装置だった。そして奇怪な姿をした軍勢の正体も知ることが出来た。そう、奴らは機械化された人間だった!


 機械化兵士に対抗するためには、同じく機械化された兵士、しかもはるかに強力な武装を持つ者が必要であったが、それを発動するには少女の肉体を捧げる必要だった。かくして妹たちを取り戻すために長女は自ら犠牲になることを選択した。そう機械の身体になることで!


 その装置に入った長女の肉体は切り刻まれ機械の部品に置き換わる苦痛を経て、最強の戦闘兵器に生まれ変わることが出来た。

 そして彼女は、妹だけでなく村の人たちも解放することに成功した。しかし、その姿は奇怪な奴らと同じものであり、妹だけでなき村人からは忌諱されてしまう悲劇に見舞われてしまった。

 

 そのとき、ほとんど人になつかない動物が近寄ってきた。その動物が唯一なついていたのが、そう長女だった。それで戦闘兵器の中に長女がいるのを知った人々は受け入れれてくれたが、その姿は侵略をし人々を虐待した者たちと同じ姿であり、かつての美しい女性ではなく醜い機械になっていた。もうこの村では暮らせないと思って村を出ようとしたが、妹たちもある決断をしてしまった・・・


 まあ、そんな事を考えましたが、作品にまとめるのは難しいでしょうね。

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