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夢幻が如く

 小生の父が急逝した。病気で入退院を繰り返す事数年、そして夏に敗血症で入院していて、晩秋になってとりあえず退院して自宅で介護していく予定だったが、その全ての未来想定が幻になってしまった。細かい状況や何が起きていたかについてはここに書き残すことはないが、いつの日にか(多少のフィクションが入るかもしれないが)小説の形で残したいと感じている。


 それにしても、世の摂理とはいえ生きているものは必ず滅するものである。その時間を永遠に残すことは出来ないし、長く残せたとしても現在の文明が続いている間が精いっぱいだといえる。それでもなお、こうして文章を綴るろいう事をするのは、いくらでもこうして読んでもらえることを期待しての事だ。


 小説を書くという行為には、自己顕示欲? それとも有名になりたい? そう言ったものがあるのは否定できない。しかし、それをやりたいからといってよく読まれる傾向にあるファンタジー物などを書くことはしたくない。それは、自分が考えた世界の状況、そう妄想から生み出されしものを残したいからだ。


 もっとも、自分自身は文章は上手な方ではないし、小説を書く勉強(一応、大学で法論文の書き方を学んだ)などしたことはないし、好きな作家も偏っている方なので、結構嫌われる方ではないかと思う。それに、自称「物語を畳むことが出来ない素人作家」だといえるからだ。


 でも、これからも書き続けたいと思う。出版されたいわけ? 広く知られたいわけ? そんなことを思わないでもない。そう書くからには何らかの評価が欲しいのは誰にでもあることだとおもう。それが欲求に対する行動の動機であるのは否定しえない事実だから。


 しかし、本当に一番やりたいのは自分が創造した世界を書いていきたいという欲求を実現することだと思う。少しでも読んでいて楽しいと思えるような物語を作っていきたい。

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