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傷の修復


「いやぁーみなさん、おつかれさまです!」


「はぁー、全くだよ・・・。」


「黒死、元気ないね?どうかしたの?」


「君がまんまと足止めされている間僕は忙しかったんだよ・・・!!」



はぁ・・・ホントにくたくただよ。

なんやかんやで黒歌と黒命の分の世界も吹っ飛ばしに行ったのだ。


それで僕はいくつの命を奪ったのだろう・・・。

考えただけで吐き気がしてきた。


一段落したら部屋で休もう・・・。



「・・・あれ?黒雷のヤローは?」


「身体がバラバラになったみたいですよ?」


「バラバラかー。」



・・・黒雷、もうだめなのかなぁ・・・。

いくら黒雷でも、いなくなると少しさみしいというか


いやでもいても鬱陶しいしいなくてもいいかな・・・。



「ところで黒時?黒病と黒呪の枠どうするのさ?2人も急に欠員がでると大変なんじゃないの?黒雷も、一度死んでくれないと僕も助けられないよ?」


「さすが黒命、いい質問ですね・・・その点は考えてあります・・・ね、黒歌?」


「・・・ふふ、所詮運命にはかなわないんだよ。」



・・・実は僕も、知ってるんだよなぁ・・・。

やだなぁ、居づらいところが増えるの・・・。



「入ってきてください、お二人とも。」


「・・・オーシャン=スター=クリスタだ。」


「・・・プリンセスドクロよ。」



・・・クリスくんはともかくなんで僕の対戦相手までいるんだ!

こいつは僕が世界ごと吹っ飛ばしたはず・・・。


・・・いや、吹っ飛ばしたのは世界だけだ・・・。

次元の狭間を漂っていたのを黒時が拾ってきたのだろう。


なんだってよりによってコイツを・・・っていうか・・・。



「・・・君さぁ!僕の事恨んでるんだろ!?なんで黒の騎士団なんかに入るのさ!」


「フフ・・・黒死、あなたは黒雷という騎士団員と仲が悪いのでしょう?」


「・・・ま、まぁそうだけど・・・?」


「だから私が直して差し上げますの!オホホホホホ!!!」


「は、はぁ!?そんなことできるの?!」


不死アンデッドを治すくらいお手の物ですわ!私、体が無くなっても自力で戻れますのよ?・・・流石に時間はかかりそうですけど。」



う、ううーん・・・うれしいやら残念やら・・・。

まぁ・・・彼女の気が済むんなら別に構わないけど・・・。


そうならなそうだから厄介だなー・・・。



「それぞれ、黒姫、黒軍と名乗るようにしなさい。」


「・・・承知した。」


「わかりましたわ!」


「うへぇ・・・胃に穴があきそう・・・。」


「オホホ!是非あけてさしあげますわ!」



う、ううぅ・・・この環境で仕事するの・・・?

騎士団も居づらくなるなぁ・・・。


僕は何処で過ごせばいいんだ・・・。








あんまり居づらいものだから珍しく地獄で黙々と仕事をすることにした・・・。

デスクワークは普段しないのに今日に限っては進む進む・・・。





「な、なぁスコーピオン、アイツヤバイって・・・。」


「奴もやる気になったのだな、嬉しいな!ジェミニ!」


「お前なぁ!そんなわけないだろ!黒死だぞ!きっと拾い食いでもして体調壊してんだよ!」


「た、確かに・・・言われてみればあいつが仕事等・・・頭でも打ったのだろうか・・・。」





聞こえてるんだけど・・・。

ふたり揃って人のことをなんだと・・・。



「失礼するぞ、黒死様。」


「こ、こくしさま・・・いわれていた、しりょうをもってきましたぁ・・・。」


「ああ、ありがとうキャンサー、リブラ、そこ置いといて。」



僕の部下のキャンサーとリブラが、次の仕事を持ってきた。


リブラは、手に持った天秤をゆらゆら揺らしながら

かがみ込んで、上目遣いになって、不思議そうに僕に尋ねる。



「あ、あのぉ、ほんとうに、こくしさまが、これを・・・?」


「・・・僕が働いちゃいけないの?リブラ?」


「い、いえ・・・しつれいしますぅ。」


「・・・熱でもあるんじゃないのか?黒死様。」


「こ、こら!きゃんさー!はやくいくよ!」




もう!部下にまでこんな・・・。

でも、今まで僕がそれだけ働いてなかったってことかなぁ・・・。


これを機に本当に真面目になっちゃおっかな

それはそれでありかも・・・。



「カイいいぃぃ!!!真面目に働いてるって本当かい?!体温計持ってきたよ!!あとアイスとおかゆ・・・!!」



バタバタと走ってきたプルート

ああ・・・もう・・・現実逃避したいときに!


鬱陶しい奴ばっかり!!



「なんだよもう!!たまには僕だって!!仕事くらいするよ!!!」


「と、とりあえず熱をはかろう!な!カイ!な!」


「熱なんてないよ!馬鹿!バカバカ!!バーカ!!」


「ご、語彙が少ないカイもかわいい・・・。」


「もう知らない!部屋でいる!」





バタン!と部屋の扉をしめて、鍵をかけた。

どいつもこいつも・・・。僕の気なんか知らないで・・・。



「ちょっとぉー!プルートさんっ!せっかく黒死様が仕事してたってぇのにー!」


「え、ええぇ!?どうした死神達?!」


「誰が残りのやると思ってんスかー!」



外ではプルートが中級死神達に罵られているようだ・・・。

君、地獄の支配者なんだろう・・・全く言わんこっちゃない・・・。



やっぱりここも居づらいなぁ・・・。


僕は疲労が溜まっている事に気がついたので

今日はもう寝ることにした・・・。

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