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運命管理局『黒の騎士団』  作者: 東雲 紋次郎
黒の騎士団殲滅計画
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不死議の国と白兎

黒の騎士団がピンチだっていうのに・・・。

皆結構呑気だよなぁ・・・。



「うわぁ・・・人がいっぱい・・・。」


「黒死か・・・!来たな!!」


「この世界がお前の墓場だ!!」



・・・僕、命とか奪うの気が引けるんだけどなぁ・・・。

まぁ、今回は仕方ないか。


さっさと終わらせて黒雷を助けに行かないと・・・。



「はぁ・・・『全ての者に死を、全ての物に理を・・・デス!』」



僕がそう唱えると

そこにあった命たちはどんどん消えていく

人も、鳥も、虫も、草も


全部灰へと変わっていって

この世界は灰で出来た砂漠になってしまった。



「あっけな!もう終わっちゃった!まぁー僕が相手じゃね!仕方ないかー!」


「ふふ・・・それはどうかなぁ・・・!!」


「おっ。」



地面からわらわらと、ゾンビみたいなのがいっぱい生えてきた!

さっきより多いんじゃないか・・・!?



「我々は不死身アンデッド!死ななければ貴様など怖くはないのだ・・・!」


「むむ!だったら!この鎌をつかって僕が直接戦ってあげましょー!と、言いたいところだけど・・・。」




今日は急いでるんだよね。

あそんでる場合じゃないんだ。


勇葉を助けないと!


僕は着ているローブを6羽の悪魔の羽みたいに変形させて

持っていた大鎌を尻尾にとりつけた・・・。


と、いうか、もともと羽をローブに使って

尻尾を鎌に使ってたんだけど・・・。



「これが・・・ぼくの本当の姿さ!えっへん!」


「中2病かよ。」


不死身アンデッドに言われたくないなぁ・・・。」



もういいや、腹もたつしさっさと終わらせちゃお・・・。

僕が殺せるのは、何も命だけじゃないのさ・・・。



「僕は・・・君たちの『存在そのもの』を殺す。」


「・・・え?」


「不死だろうが存在しないことにしてしまえば、実在しなければ・・・全ては無意味なこと!!」


「なにぃ!?」


「『理を拒みし悪に虚ろなる断罪を・・・!デリート!!』」



フッ、とアンデッド達は消え去った

さぁーって・・・これで勇葉を・・・。



「流石ですわ、黒死・・・。」


「・・・えぇー・・・まだいたの?もういいよ・・・。不死身おおすぎ!」


「わたくし、この不死世界アンデッドワールドの女王・・・プリンセス・ドクロと申します。わたくしの事・・・覚えてないかしら?」



・・・えーっと・・・覚えて・・・ないなぁ・・・。

この世界って来たことあったんだっけ・・・。



「覚えてすらいないのですね、仕方のない事ですわ・・・わたくしから、スパイク様を・・・スパイク様から幸せを奪い取った・・・貴方は絶対に許さない!」


「・・・復讐に燃えてるところ申し訳ないけど・・・そんな人はいくらでもいるんだよ!君にも消えて貰うよ・・・!!『デリート』!!」



彼女も消え去った。

これで安心して・・・。



「甘くってよ?黒死?」


「って、え、ええぇ?!・・・な!なんで消えてないんだ!?」


「貴方に世界を葬られたあの時から・・・貴方にこの世界に送り込まれたあの日から私はある魔法を勉強していたの・・・!」



成程、僕を完璧に対策してきているわけか・・・。


・・・もしかしたら

この、黒の騎士団殲滅計画って・・・。


けっこう前から企てられていたのかな・・・?



「自分の存在そのものを操る魔法・・・!これのおかげで貴方は私に気付かなかったの!そして女王になったのも!この力のおかげよ!」


「・・・確かに、不死の上に存在そのものの消去も出来ないとなると僕は君を倒せないけど・・・君は僕を倒せるの?」


「私は優秀な魔法使いよ?ゆっくりでも痛ぶって差し上げますわ!」


「・・・どうにかして倒してみせるよ・・・!!」




結局戦闘モードだ・・・。

普通に戦闘じゃ、五分五分ってとこか・・・。

もぉー!はやく勇葉を助けなきゃいけないっていうのにっ・・・!!

うっとうしいなー!


黒命も心配なのに・・・!!























「っは・・・黒死に呼ばれたような気がっ・・・。」



・・・気のせいか・・・。

認めたくは無いけど・・。


あの子は黒雷と仲良しなんだもん

呼ぶんならあっちだろう


妬けちゃうなぁ・・・。

いつか振り向かせて見せるんだから・・・見てろよ!黒雷!



「しかし・・・真っ暗な世界なのに良く見える・・・不思議な所だなぁ」


「ふふ、真っ黒なんデスよ、この世界は。」


「ああー、なるほど・・・あれ、君・・・黒死のところの白兎くんじゃないか!」



この子も良く黒死の家に・・・!

黒死の家にっ・・・くっ・・・!!!


悔しい・・・羨ましい!!



「貴方の敵はワタシが務めさせてイタダキマス。」


「じゃあ、日ごろの羨鬱憤を思いっきりぶつければいいんだね?」


「ふ・・・そう言っていられるのも今のうちデスヨ!」



そういうと白兎くんは、懐から写真の束を取り出した。

・・・なんだろう?トランプで戦うみたいな奴かな・・・?


あれ絶対無駄だよね、もっと強い武器絶対あると思う。



「これを。」


「?」



渡された写真を見ると・・・。

黒死が自宅のカーペットで・・・!?

お昼寝中の写真・・・だと!?


しかも!よだれ垂れてる・・・!!

いや・・・それ以上に・・・!!


おなか出てるっ・・・!!

おへそっ・・・おなかっ・・・!!



「っく・・・!これふぉどの兵器を・・・なぜ・・・!?鼻血が・・・っ!」


「ふふ・・・ワタシ、よく黒死サンの家にいってましたからね・・・。」


「なっ・・・!?まさか!?その写真の束っ・・・!?」


「キャンディアイスを咥える黒死サン・・・着替え中なんかもありますねぇ・・・お、これは脱水所の・・・。」



な・・・な・・・。

なんだってぇぇ!?


そんな事がっ・・・?!



「っく・・・!?何が目的だ!悪魔!!!」


「そこに座っていてくれるだけで結構です、そうですね・・・10分毎に一枚差し上げましょう。」


「正座して待ってます!」



こうして僕は・・・まんまと悪魔の罠にはまってしまい・・・。

鼻息を荒くしながら・・・彼の言うまま。


ただ時間を浪費していくのであった・・・。

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