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運命管理局『黒の騎士団』  作者: 東雲 紋次郎
黒の騎士団殲滅計画
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強襲する負の感情

「全く・・・当日に呼び出しってなんなの?黒命?」


「えへへ・・・ごめんってばー。黒雷影薄いから・・・。」


「・・・謝る気ある?」



今日が騎士団の集会だと初めて聞いた僕は

何故か黒命に罵られながら黒の騎士団院にきていた


踏んだり蹴ったりとはまさにこの事だな・・・。



「あ!黒雷だ!よかった、君にお願いがあったんだ!」


「やぁ黒歌・・・人を殺しに掛かっといてよくもまぁ・・・。」


「てっちゃんに狐のお面あげちゃったからさぁ、かわりのお面が欲しいなって・・・。」


「聞いてる!?」



ここの連中は人の話を聞かないな・・・嫌になってしまう・・・。

だいたい運命だの生死だのスケールがでかすぎて色々合わない


僕は普通の人間なんだぞ・・・。



「あのねぇ・・・僕だって死ななくても痛いもんは痛いんだよ?」


「ご、ごめんね?それでお面の話なんだけど・・・。」


「反省の色無しか!」


「ち、違うよお面が・・・。」



まぁ、確かに・・・。

お面がないと表情が見られちゃうからね・・・。


それが嫌いなんだったな黒歌は・・・。



「・・・ち、そんなん殺される方がわるいんじゃねーの。」


「・・・何?黒炎・・・。」



人の話をちゃんと聞いてる奴がいた・・・。

いや、でも君は関係ないでしょ。


隅っこで静かにやってるなと思ったら・・・。



「だってよ、お互いの正義の為に戦ったんだろ?だったら勝った方が正義じゃねーか!」


「はぁ・・・?どういう事?」


「いつも歴史に残る正義は所詮結果論!正義は勝つんじゃなくて、勝った方が後に正義とされるんだよ。」


「・・・まぁ、それは否定はしないけどね?」


「敗北者は所詮悪党、死人に口無しってこったな。」


「僕は喋れるんだけど・・・。」


「負け犬の遠吠え。」



まぁ、僕は悪党に変わりはないし・・・。

・・・確かに黒炎の言ってる事は正しいけど・・・。

僕だって少し腹立つこともある。



「はぁ・・・躾のなってない犬だな。」


「・・・あ?」


「犬の癖に耳まで遠いの?救えないね。」


「てめぇ!もっかい言ってみろ!」


「正義だ悪だの、小さい事にこだわる犬は救えないなって言ってるんだよ!」


「ぶっ殺す!」


「死なないけど痛いもんは痛いんだよ、やめてくれないかな?」



黒歌と黒命が下の方でワタワタしているが

お互い火がついて止まらなくなっていた。



「無意味に乗っかって、横から自分の意見を押し付けるのは悪ではないのかい?」


「そ、それは・・・!言ってることは正しいんだから別にいいだろ!」


「だいたいそれもどうかと思うけどね?君は正義を盾にして暴力を振るってるだけじゃないのかい?」


「そ、そんなこと・・・!」


「ただ暴力をふるって、気に入らない意見を踏み潰すのが君の正義なの?どうなの?」


「う、うるせぇ!正義は何やっても許されるんだよ!!」




「ごっめーん!遅刻しちゃったぁー!」




間の悪いタイミングできた黒死

ち、本当に空気の読めないガキだ。



「ち!遅れてんじゃねーよ!クソガキ!」


「遅刻なんて悪行よくできるね罪人死神。」


「ひぇー!!なにそれ?!ねぇ黒命!ぼく何かしたっけ!?」


「う、うぅーん・・・遅刻かな・・・。あ、でもホラ可愛いは正義って言うし・・・。」


「聞いたことないよ!?」



・・・僕はあるな・・・。


黒死が来たって事は全員集まったのか

黒幻は相変わらず来てないみたいだけどまぁ・・・。

いつものことだ、このまま集会だろう。



「・・・そうだ、黒歌・・・お面、黒死が買いに連れて行ってくれるってさ。」


「え!?本当!?」


「えっ!?あ、お、おっけー!ま、任せなさいっ!えっへん!」



ちょっとこっちを睨んでくる黒死

遅刻した罰だ、おかげで犬に噛み付かれたんだぞ。




「ええー、皆様集まりましたね・・・黒死、遅刻は控えてくださいね。」


「はぁーい・・・。」


「それでは本日も黒の騎士団全員集会を・・・!」



いつものように集会が始まる

その時だった。



「ゼンイン!ウゴクナ!」



黒呪が自分自身に大きな釘を何本も刺したのだ

そして、僕らの体に

その釘が刺さったところと

全く同じ所に傷が入る。



「っぐ・・・!?」


「な、なんだ・・・!?」


「ただいまよりぃー黒呪こくじゅと!黒病くらやみこと、くらちゃんが黒の騎士団殲滅活動はじめちゃいマース!」



はぁ!?まさかの裏切り!?


っていうか・・・。

いくら君ら二人とはいえ・・・。


黒の騎士団全員を敵に回して

勝てるとでも思ってるのか・・・!?



「ジャジャーン!ご注目~!騎士団院に近づいているのは!4つの世界!」



モニターに映し出されたのは

なんだかよくわからない映像・・・!



「なっ・・・世界そのものが・・・動いてきているのか!?」


「なんてことだ・・・このままじゃ・・・!!」


「コノ、セカイジュウノニンゲン、オマエラノ、テキ。」



・・・ほとんど状況が掴めないけど・・・。

この二人に支配された世界が4つ敵に回ってるってことだろうか・・・。



「オレ、コクジ、コロス。」


「ふふ・・・!くらちゃんは黒雷!あなたの世界を壊しに行くわ!」


「なっ・・・!僕の世界!?」


「黒雷の世界・・・!?あそこには勇葉が!!せっかく仲直りできたのに・・・!!許さないぞ黒病!!」


「待て!落ち着け黒死!!黒病は僕に任せて!!」


「君が勝てるわけないだろ!!僕が殺る!」



「・・・『時よ止まれ!!』・・・皆さん、一度落ち着きましょう。」



・・・時間が止まった・・・よし。とりあえず作戦会議が出来る・・・。

黒時の能力で僕らの体は怪我をする前に戻っていた。


便利だなぁ・・・。



「止まっているのはこの世界の時間だけです・・・手短に話を進めましょう。」




黒病はギリギリ止まってるが・・・動き出したら最後、って感じだな・・・。

早めに行動しないと。



「落ち着いて聞いてよ黒死?確かに黒病に僕が勝つことはできないさ。寧ろボッコボコだね。」


「う、うん・・・やっぱり僕が行かないと・・・。」


「そうもいかないんだ、4つの世界が敵になってる、モニターを見た限りこのままいけば騎士団院があの世界と繋がるんだろう?」


「・・・わかんないけど、多分そんな感じだと思う・・・。」



黒死は算数が苦手だったから・・・。

教師時代に使った、おはじきセットで

引き算を教えるように説明する。



「騎士団員は9人、そのうち二人は敵だ、黒幻は居ない。」


「・・・敵は2人と4つの世界、僕らは6人・・・。」


「黒病一人なら僕は足止め位なら出来る・・・でも、世界まる一個は無理だ、君ならそっちも倒して僕の方に来れるだろう?」


「ああ・・・時間稼ぐから助けにこいってこと・・・?」


「うん。」



どうやら納得してくれたみたいだな・・・。

騎士団員達の冷ややかな目線が痛いが

仕方ないじゃないか!僕は普通の人間だぞ!



「私は指名されてしまいましたし・・・黒呪と戦いますよ。」


「・・・ずるいや、未来が見えてるんだろ?」


「もちろん・・・ですからこのままじゃつまらないんですよね・・・なんか賭けをしませんか?」



っこいつは・・・!!

まぁ、勝ちが見えている戦争だ


逆に気楽でいいかもしれない。



「ここは黒の騎士団らしく・・・より面白いストーリーにできた人が優勝って事で。商品も好きなものを用意しましょう!」


「楽しそうだね君は・・・。」


「っへへ!面白そうじゃねーか!黒雷に勝って俺が正しいって事を証明してやるぜ!」


「・・・はぁ、僕時間稼ぎなんだけどなぁ・・・。」


「ふふ、皆さん準備はいいですね?」



皆それぞれ向かう世界に向かってやる気マンマンのようだ

ああ・・・これなら完全試合だな・・・。


敵さんが可哀想だ。



「ふふ・・・!商品は黒死が欲しいな!!」


「えぇ!?・・・ぜ、絶対に負けられないっ・・・!!」


「所詮、運命には敵わないんだよ。」


「俺が本物のハッピーエンドを見せてやるぜ!!」



・・・まぁ・・・

僕の仕事が楽になりそうで何よりだ・・・。

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