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運命管理局『黒の騎士団』  作者: 東雲 紋次郎
黒鉄の追奏曲
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大迷惑ヒーロー


「・・・もー、いつもやりすぎるなっていってるだろ?黒炎?」


「すまねぇ黒命・・・。」



・・・今日もやりすぎて怒られてしまった・・・。

俺の能力は『無限』・・・いくらでも、どんな数値でも

上限なく上げることが出来る。


その力で・・・俺は、炎で、馬鹿力で・・・。


標的をぶっ潰してきた。

・・・のだが・・・。



「あのよぉ・・・数値を上げることができても、下げることはできないんだよ・・・。」


「だから、いつも空間や星事バラバラにしちゃうんだろ?わかってるよ。」


「・・・す、すまねぇ・・・。」


「謝る時間で計画的に能力を使う方法を考えるんだね。」


「・・・あ、ああ・・・。」



なかなか手厳しいな・・・黒命・・・。

余分な命を散らせてしまっていつもお世話になっているのだが・・・。

随分嫌われちゃったなぁ・・・。


な、なんか話題を逸らさないと・・・。

そう思っていると、黒命の方から話題が出てきた。



「・・・黒炎の尻尾ってさぁ・・・その・・・ズボンとかパンツ・・・どうなってるの?」



このエロ天使っ・・・!!

おおよそ黒死の事でも考えてるのだろう


尻尾とかはコアな人気があるって聞いたことがある・・・。

答えたくはないが、逆らえる雰囲気でもないな。



「・・・尻尾の上の、ベルトの下にボタンがあるんだよ。」


「見せて?!」



キラキラした目で言われても

・・・まぁいいか、ボタンくらいなら・・。


一応、人気が無い所で・・・。



「ふむふむ・・・前にも後ろにも穴を用意してあるんだね・・・。」


「そー・・・前のファスナーがないバージョンみたいな・・・。」


「パンツもみたい!」


「勘弁してください。」



今日はなんとか諦めて貰ったが

今度じっくり見せる約束になってしまった・・・。

帰るのが億劫になったので、黒命には先に帰ってもらった・・・。


セクハラ天使め・・・。



「お前が黒炎やな?」



・・・出た出た・・・。

『黒の騎士団員を殺した者が、次の騎士団員になれる。』

そのルールのせいで・・・俺ら騎士団員は常に命を狙われているのだ・・・。



「戦るならさっさと戦ろうぜ・・・?ちょっと気がたってんだ。」


「なんやぁ・・・えらい、好戦的やのぅ!ええでぇ!ぶっ殺したる!」



何かされる前にボッコボコにしてやろう

ストレス解消のサンドバックだ。



「星斬り!!」



俺らがいた惑星事真っ二つにしてやった

ザマァ見やがれ!



「ワイは衝撃には強いんやでぇ!!」


「・・・いいねぇ!・・・でも・・・終わりだ!!」



パワーを増幅させて

大地を小突く。



「星砕き!!」



星は粉々になって俺達は宇宙に跳ね除けられた・・・。

流石に宇宙では生きていけないようだな。


相手は窒息死した・・・。



「・・・っち・・・雑魚かよ・・・。」


「甘いね黒炎くん!」




後ろから声が・・・新手か・・・!!




「私は先ほどの雑魚のボス・・・ミスター問題マンだ!」


「よ・・・弱そう・・・。」


「あからさまにがっかりするんじゃない!私は戦闘は苦手だが・・・問題に答えられなかった者を殺す能力を持っているのさ!!」


「なっ・・・なにぃ?!」


「見たところお前は頭は弱そうだ!!クエスチョン!!」



・・・っく・・・!

認めたくはないが・・・力任せでうまくいかない事は

全般的に苦手だっ・・・!!




「Q.りんごが48個はいったダンボールが2815箱あります、さて、りんごはいくつある?」


「A.9000億個!!!」


「ふはは・・・!!馬鹿め!そんなに多いわけなかろう!!正解は・・・!!!」



『9000億個!正解です!!』



「・・・っえ・・・。」


「いまだ!星斬り!!」


「うわああぁぁ・・・。」




・・・勝った・・・数字の問題で良かった。

正解の数値だけあげとけば間違いないもんな。


・・・いつの間にかまた黒命を怒らせそうな殺戮量になっているので

今日は帰ることにした・・・。


あぁー・・・またやっちまった。





「・・・ありがとう、黒時・・・なんとか動けるよ。」


「時間を吸い取りましたからね・・・あまり無理しないでくださいよ?黒雷・・・。」




・・・この声は・・・黒雷と、黒時か・・・。

俺はなんとなく、身を隠してしまった。



「黒時・・・無理する上に・・・こんな使えない奴・・・なんで騎士団にとどめるんだい?」


「・・・まぁ確かに黒雷は無能ですよね、普通の人間の・・・しかも少年にコテンパにされるんですから。」


「気にしてるんだから、掘り返さないでよ・・・。」



・・・確かに俺も疑問だった

他の騎士団に比べると

黒雷だけ明らかにスペックが劣るから・・・。


だってあんなの普通の人間じゃねーか。



「・・・貴方は感がいい・・・黒の騎士団を維持する目的を、本当は気づいているんじゃないですか?」


「・・・殺された騎士団員の変わりに殺した者を勧誘・・・なんてしなくても、未来が見えてるなら・・・先にそいつをスカウトすればいい。」


「その通りですね・・・。」


「わざわざ死なせる必要性をずっと考えてたよ。」



・・・確かに・・・。

さすが黒雷・・・頭いいな・・・。

全く疑問に思わなかった・・・。



「最悪、その存在を消してしまいたいんだろう?」


「・・・ハイ、大きな力を持つ者は手に余りますからね。・・・さすが、鋭い。」


「運命を管理するのなら・・・黒歌一人を管理してしまえばいいはずだ。」


「そうですね、彼は『運命』そのものですから。」


「つまり・・・君は自分の敵に回ると都合の悪い存在を集めて固めて管理してる・・・僕にはそうとしか思えない。」


「ほぉー・・・ほぼほぼ正解ですね。」



・・・そうだったのか・・・。

俺らは、運命を管理する為にあつめられたわけじゃあなくって・・・。


運命を管理する上で邪魔だから



管理されてたってことか・・・。



「・・・その理屈でいくと僕がいるのは不自然だ。」


「ふふ・・・一人は必要なんですよ、弱者が。」


「・・・失礼な言い方だね・・・。」


「だって、貴方は私の言うことを聞くでしょう?」


「絶対勝てないしね・・・。」


「そういう人間がいなければ・・・騎士団全体をうまく管理できないのですよ。」




・・・つまり、黒雷は・・・つなぎ、か。


黒死や黒命とも仲がいいし・・・。

黒歌や黒幻とも面識がある。

そして、俺の・・・人質をとっている。


確かに、俺だってあいつがいなきゃ

こんなとこ・・・。



「まぁ・・・どうでもいいけど・・・スパイクがいるかもしれないっていう例の世界はどうなったの?」


「ああ、貴方が黒死と共闘して戦った時の敵さんの世界ですね?」


「それ、次言ったら出てくからね。」


「あそこなら黒病くらやみ黒呪こくじゅに行ってもらいましたよ。」


「ふぅん・・・微妙に不安だけどまぁ・・・いっか。」



管理されてると解ったからといって

俺はどうこうするつもりはなかった。


俺は・・・クロネコが無事ならそれでいい・・・それに。


正義を盾に、好きなだけ戦えるいまの状態は・・・。

嫌いじゃないから・・・。
















『ふふ・・・君はまた、戦う事を選ぶんだね。一度は拒絶した癖に・・・忘れないで、ボクを・・・ボクは・・・君を・・・。』


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