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運命管理局『黒の騎士団』  作者: 東雲 紋次郎
死の先が見える少年
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新たなる分岐点


「・・・日野くん。」


「く、黒鳥!?・・・あの・・・その・・・おはよう?」


「おはよう。」



・・・日野くん、気まずそうだ。

そりゃあそうだろう。


僕の事ずっと、いじめてたんだ



「あのね、日野くん・・・。」


「あ、あの・・・あの時は本当に、すまなかった!!」



土下座をする日野くん


・・・知ってるよ、君は、年下の男の子と付き合って

その子はとっても真面目な子で


その子に合わせるために不良もやめて

僕にもあやまりたいって思ってたんだろう?



君の、一昨年死んだお母さんがね

最近僕のところに来てそういうんだよ。



・・・だから、来たんだ。



「・・・いいよ、もう・・・おわった事じゃないか。」


「く、黒鳥・・・。」


「ふふ、泣きそうな顔なんて君には似合わないよ?」


「・・・なんか、お前雰囲気変わったな・・・。」


「日野くんは雰囲気変えたほうがいいんじゃない?」



は!としたように、ツンツンにセットした頭を

ペタンコにしていく日野くん


僕をいじめてたのだって

僕が一人でいたから、ホントは仲間に入れてくれようとしたんだよね

君は、昔から不器用なんだって、お母さんから聞いてるよ。



「・・・日野くんは、関係ないからね。」


「・・・え?」


「ふふ、君のせいじゃないから、安心して幸せになってよ。」


「え!あの!なんで・・・!」


「恋人の陣くん!僕の弟と友達なんだ!泣かせたら呪っちゃうからねー!」







そう言いながら、笑顔で手を振って僕は次の目的地へと足を運んだ。

・・・家、かな。



「あ、いた!知烏ちう!」


「なぁに?兄ちゃん?ボク団子屋さん行くんだけど・・・。」


「陣くんと?」


「うん!テっちゃんも、ゼンちゃんも一緒だよ!」


「ふふ、友達がたくさんだね。」



知烏の頭をくしゃくしゃに撫でて

そのまま抱きしめた



「・・・兄ちゃん?どうしたの?」


「知烏の周りには、頼れる人がたくさんだね。」


「・・・うん、皆大好き・・・。兄ちゃんも大好きだよ?」



そう言って知烏は、ギュッと抱き返してくれた



「・・・ふふ、甘え坊さんめ。」


「兄ちゃんが先に甘えて来たんでしょー。」


「そうだ・・・カイと勇葉の事、よろしくね。」


「・・・どういうこと?」


「喧嘩、すると思うから。」





それだけ言い残して

僕は家を出た


次は・・・。



「勇葉、なにやってんの?」


「どぅわぁ!びっくりした!!なんだよー泪かよぉ!」


「ふふ、ドッキリ大成功だね!」



あって1秒で

心がワクワクして


とっても楽しい

勇葉は別格だな。



「勇葉、やっと彼女と手を繋げたんだって?半年はかけすぎだよ?」


「・・・なぁ!なんで知ってんだよ!またねーちゃんか!」


「君のおねぇさんは何でも話しちゃうからなんでも知ってるよ。」



でも、おねぇさんってば

トイレやお風呂も覗くし

僕もお風呂、覗かれたことがあるし


彼女のこととか好きな人のこととか・・・

とっても下世話だ。



『誰が下世話よ。』


「わぁ!レイさん!?」


「・・・ねーちゃんいるのか?」


「びっくりしたぁ・・・急に出てくるんだもん。」


『・・・泪、あんたまさか・・・。』


「・・・じゃあね!勇葉!」


「ん?お、おう。」




「さようなら。」





あとは・・・歩道橋を渡って・・・。

そうだな・・・あっちの道路、僕好きなんだよな。


人通りも多くって、賑やかで。



『待ちなさいよ!』


「・・・レイさん、憑いてこないでよ。」


『あんた、何かよからぬ事を考えてるんじゃないでしょうね!?』


「・・・関係ないでしょ。」


『そんな・・・!アソコもお子様なうちに!』


「それこそ関係ないでしょ!!」


『勇葉なんてこないだ・・・いや、なんでもないわ・・・。』


「えっ・・・なに?何かあったの?ちょ、ちょっと気になるよぉ!!」


















「黒死、次の死亡者リストだ。」


「ん、あんがとスコーピオン・・・。たくさんあるなぁ・・・。」


「シシ!魂の回収は俺らに任せて!おまえはジャンジャン殺せばいいのさ!」


「・・・あのねぇジェミニ・・・僕だって好きでやってるわけじゃないんだよ?」



死亡者リストかぁ・・・。

これを見るたびに自分がどんな存在か

思い知らされるみたいで大っ嫌いだ。



「・・・リストに目は通しておけよ。」


「わかってるてぇー・・・大体こんなの・・・。」



・・・死亡者リストなんて毎日見てるのに

驚いたのなんて・・・初めてだった。



「・・・黒鳥・・・泪・・・?」


「・・・知り合いか?」


「え・・・あ・・・ちょっと、ね。」


「シシ!知り合いは殺りづらいかぁ?」



・・・そんなの・・・。

殺しづらいなんて、もんじゃ無かった。


せっかく友達に、なれたのに・・・。

・・・でも・・・。



「僕は、死そのものだよ?死神のリストに従わないわけないだろ。」


「・・・黒死。」


「な、なに?スコーピオン・・・お仕置きは、やだよ・・・?」


「そいつの魂・・・お前が回収するか?」


「・・・。」



スコーピオン・・・。

いつも、ミスしたら怒るし。

悪戯したら、お仕置きされるけど・・・。


たまには、いい事を言ってくれる。



「・・・僕が回収するよ。」


「・・・お仕置きは嫌だといったがなにか粗相があったのか?」


「シシシ!墓穴掘ったな!黒死!」


「あっ・・・やぁ!お尻こないだので痛くて座れないんだからぁぁ!」


「逃がさん。」



ああ・・・しまった・・・。

僕はお仕置きを食らいつつも・・・。


泪の事で頭がいっぱいになっていた。

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