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運命管理局『黒の騎士団』  作者: 東雲 紋次郎
伝説のサラマンド
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決着の時


「くっそ!強すぎだろこいつ!」


「神月さんがインベイダーを倒してくれないと・・・!こちらが全滅してしまうよ!!」


「だけどっ・・・!あいつに平太は殺せないだろ?!」



・・・だったらここで俺が!黒炎を倒すしかねぇ!

だってのに・・・!



炎は熱も火力もまるで勝てない・・・!

こんなの・・・どうやったら・・・!



「スベテ!コワス!」



ゴウ!と炎が舞い上がる・・・!

やばい!こんなでかいのよけられない!


こんなん食らったら・・・さすがに・・・死ぬ・・・!



「我が身と融合し友の身を守りたまえ・・・!!!」



司が俺の体と合体して傷を半分受けてくれた・・・。

でもこれじゃ・・・司も同じ傷を・・・!



「太陽!この場を引いて神月さんに加勢してくるんだ!」


「そんな!平太を殺せっていうのかよ!?」


「でないと僕らが死んじゃうよ!黒幻先生も消えちゃったし・・・!」



なんでこんな時に限って!

いや、危ないから非難したんだろうけど・・・。


まぁ、こいつらと戦うのは俺らの運命だし・・・。

それを何度も呪ったりしたけど今日ほどは初めてだな。



「黒炎の魔獣と交りてその身を束縛したまえ!」


「なっ・・・地面と・・・俺を・・・?!」


「司!早く!!」


「で、でも・・・!」


「だったら・・・!ダイチモロトモ!!ヤキハラウマデ!!」



・・・!だめだ!

こんなの時間稼ぎにしかならない・・・!

それだって、そんなに長い時間はもたない・・・!


早くしないと・・・!!






司が死んじゃう!!






産まれた時からお隣さんの幼馴染で

いつも笑顔で励ましてくれて

いつも俺のために誤ってくれた・・・!


そんな司が死んじゃうかもしれない!


そう思うと俺の脚は止まらなかった




だけど、平太だって大事な仲間だ




そんな仲間を




俺は・・・




殺せるのか?




そうこう考えていると・・・

神月と平太がやり合っていた!



「リヴァイオ!!」



遠くて聞こえなかったかな・・・。


決戦は神月の優勢の用で

このまま加戦してしまったら・・・

平太はあっというまに・・・!


でも!早くしないと司が!

俺はどうすればいいんだ!?




そうこうしていると、神月が平太の剣をはじき落とした

このままじゃ・・・!




「やめろ!リヴァイオ!!」




おかしいな、声が全然反響しない・・・。

聞こえたのかどうかはわからなかったが


神月は剣を投げ捨て

平太に抱きつきこう言ったんだ。



「僕には!平太を一人で殺すなんて、できないよ!」



良かった・・・神月は平太を殺すなんて、できなかったんだな

そうだ!このまま、平太を説得して黒炎の洗脳を解いてもらえば・・・!


それは、平太も立場上難しいのかもしれないけど・・・!



「・・・一人ぼっちは寂しいもんね。」



あの二人の今の雰囲気なら、なんとかなるかも・・・!

きっと神月もそのつもり・・・



・・・。



・・・!!!

違う!


あれは・・・・!!




「やめろ神月いいいいぃぃぃいい!!!!!」



神月が『上に』放り投げた剣は

神月と平太に向かって真っすぐ落ちていた


平太側からはそれが見えてるはずなのに


二人とも避けようとする気配はなかった・・・。



「届けっ・・・とどけぇぇぇ!!!!!」



二人を助けようと

炎の勢いでおもいっきり吹っ飛んだ




でも・・・








俺の手は二人に届かなかった







「・・・そん、な・・・。」





串刺しになった二人は


強く強く抱き合っていて


二人は幸せそうな


満足そうな顔で笑っていた・・・。







こうして、俺たち勇者は

無事インベイダーに勝利し


『役目』を終えた俺たちは

俺が夢にまでみた・・・『日常』に限りなく近い


生活を手に入れた・・・。








「俺、何もできなかった・・・。」


「いいじゃないか、君が望んだ未来が手に入るんだから。」


「だけど、黒雷先生・・・。」


「墓前だよ、太陽手を合わせて・・・。」



―――偉大なる水の勇者りヴァイオ

・・・と、その友、大変院 平太 ここに眠る―――



黒雷先生の機転で平太は

最後まで共に神月と戦った英雄として


同じ墓に入れてやることが出来たのだ。



「・・・しかし、脳みそに寄生して人を操るのがインベイダーなんて・・・よくそんな嘘おもいついたよな。」


「黒幻先生がそういう生物だったからね・・・。」


「えっ・・・そうなの?」


「そんなことより・・・司の方は怪我もひどいんだろ?お見舞いに行ってあげなよ。」


「・・・そんなの、言われなくても行くに決まってるだろ。」



神月・・・平太・・・

二人は天国で、きっと


仲良くやってるだろう


例え戦わなければいけない運命でも・・・。


あっちでは・・・関係ないもんな。





どうか二人の死が幸せな物でありますように。

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