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天使と炎


「えええぇ!?黒死が元気ないだってええぇぇ!?」


「ああ、お前ってさ、黒死の事いつも見てるから・・・なんか元気づける方法知ってるかと・・・聞いてる?」



こ・・・!黒死が!

元気ないだって・・・!?


どどどどうしよう・・・。



もしかしたら僕が原因だろうか?



僕がここ20時間位、愛を囁いてなかったから・・・?

いや、もしかしたら今以上のことを黒死は望んでいるのか?


今以上というとやはり体の関係だろうか・・・。

こ、黒死と体の関係・・・!!!



「・・・黒命?」


「っは!な、なに?」


「顔赤いけど・・・体調悪いんなら出直すぞ?」


「い、いや!不埒な妄想してただけだから!!」


「お、おう・・・。」



なんでドン引きなんだこの犬っころ・・・。

自分から聞いておいて・・・。


完成された存在である天使の僕には

犬の考えなんて理解できないのだ。


悲しいことだね。



「それより、黒死が元気になる方法をだな。」


「ええぇ!?黒炎も黒死を狙ってるの!!」


「ちげーよ・・・元気なかったって黒歌が心配してたの。」


「あ、ああ・・・なるほどね!」



なーんだ、よかった!

ライバルは少ないほうがいいもんね!


でも黒死は可愛いし・・・しっかり悪い虫がつかないように見張ってないと・・・!!



「・・・で、心辺りは無いのか?黒命?」


「んー・・・やっぱ体の関係しかないな!よし!今晩黒死をてごめに・・・。」


「やめとけ!あとてごめとか言うな!」


「ええ!?やっぱり黒炎も黒死を・・・!?」


「ちげーよ!どう考えてもいま襲ったらまずいだろうが!」



そ、そういうものか・・・。

う、ううーん・・・難しいものだなぁ、恋愛って・・・。


ん・・・恋愛・・・?

難しい・・・?



待てよ・・・?



「・・・その情報知りたがってるのって黒歌だよね?」


「ああ、この間二人で買い物行った時に元気無かったって。」


「二人で買い物・・・やはり・・・。」



黒歌・・・!!

アイツも黒死を狙ってたのか!仲いいもんねあの子等・・・!


くっ・・・!!


出し抜きやがって・・・!

しかも自分だけ黒死にいい格好しようとしてるな・・・?!



「・・・フフ!任せてよ黒炎!黒死は僕が元気づけるよ!!」


「めっちゃ心配になってきた・・・。」


「なんでだよ!大体、君だって僕に頼ってきたじゃないか!」


「いや・・・そうなんだけど・・・お前がそうなってる時はろくなことがないし・・・。」



むむ!失礼しちゃう!

だけどいい情報を聞いたぞ・・・!


そこだけは褒めてやろう黒炎!



「さて・・・!どんなデートプランにするかな!」


「・・・やっぱり・・・。」


「むぅ!やっぱりってなんだよー!やっぱりって!」



黒炎は呆れたようにジェスチャーしながらため息をつく。

失礼な反応だなー!


そして僕に指をさして詰め寄ってきた。



「本当に元気付ける気あんのか?」


「あるよ!僕はちゃんと、まず何故元気ないのかから考えてるし!」


「おお!それっぽいな・・・こころあたりがあるのか?」



僕クラスになれば黒死が困っていることなんてほとんど把握しているのだ!

僕は自慢げに指で数えながらそれを黒炎に披露した。



「まぁね!・・・最近下着が少なくなる・・・ストーカーされてる・・・たまに靴下が湿ってる、とかね!」


「さすが詳しいな!意外と頼りになるじゃん!」


「意外とは余計だよ!」



ふふ・・・!黒炎も僕を見直したようだな!

大天使様を甘く見てもらったら困るってことだ!


・・・ま、まぁここだけの話・・・。


今挙げた3つとも、犯人は僕なんだけど・・・。

知らなければ何も問題ないでしょ・・・。



「じゃあ、黒死のことは任せたぞ、黒命!」


「当然!僕は黒の騎士団の命の源、黒命様だぞ!」



黒炎は機嫌よさげに帰っていった。








さーて・・・任せてと言ったものの、どうしたものか・・・。


まぁ考えがないわけじゃあない。



「甦れ・・・!シロウサギ!!」


「・・・あれ?ここは・・・!はっ!作戦を実行しないと!!」


「おはようシロウサギくん。」



そう!黒死の友達であったシロウサギくんだ!

僕は命をいくらでも蘇生できるからね!


二人で力を合わせればなんとかなるだろう!



「・・・?黒命サン・・・?」


「君、黒死にやられて死んでたんだよ。戦いも終わったよ、もちろん僕らの勝ちでね。」


「え・・・エエー、いい作戦だと思ったんデスケド・・・。」


「まぁ作戦は良かったよ。」



がっかりしているシロウサギくん

まぁそりゃそうか。



「・・・君が黒の騎士団を潰そうと思ったのは、黒死のためなんだろ?」


「・・・そうデスガ?」


「だったら黒死が好きなもの同士、黒死を元気づけようじゃないか!」


「状況が全く読み込めまセン。」


「とにかく黒死が元気ないんだよー。」


「ハァ・・・。」



少し考えるジェスチャーをしてから

シロウサギくんはニヤッとわらって僕に囁いた。



「・・・黒死サマの元気がないときは、話を聞いてあげるといつもスッキリしちゃいマスヨ。」


「成程、話してスッキリするタイプか・・・。」


「・・・ただし・・・それ相応の覚悟が必要なお話になると思いマスケドネ。」



意味深に笑ってシロウサギは地獄へ帰っていった・・・。


なんなんだろう?まぁいっか・・・。



・・・そういえばアイツ蘇らせて良かったのかな?

黒の騎士団潰すって言ってたような奴だし・・・。


・・・そもそも、なんで黒の騎士団を彼が・・・?

黒死の為、とは聞いていたけど・・・何故黒の騎士団を潰すことが


黒死の為になるのだろう?




・・・もしかしたら今僕は


気付いてはいけない


深い深い闇に


気付いてしまったのかもしれない。

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