地中海は血に染まる1
携帯を変えたため投稿が遅れました。まだ慣れないため投稿ペースが落ちますがご了承下さい。
1942年4月マルタ島
イタリア海軍はマルタ島攻略作戦を開始した。これには南雲艦隊も付随しておりイタリア海軍の弱点である防空を支援していた
1942年4月19日 夜間
「イタリア艦隊がマルタ島に砲撃を行うようです」
「比叡、霧島も砲撃支援に参加させるんだ。今回の作戦で同盟をアピールするのだ」
「しかし、座礁の可能性も有りますが…」
「イタリア軍に小銃を乗員分を分けてもらい、座礁したら浮き砲台として白兵戦を行えばいいだろう。座礁した戦艦は沈めることが無いからな」
「了解しました。金剛級は旧式なんで潰しがききますからね」
「そういう事だ」
イギリス地中海艦隊
「司令、大変です。マルタ島から艦砲射撃を受けていると救援要請です」
「遂に枢軸の奴等がマルタ島に来たか…マルタ島には現状維持と伝えてくれ」
「しかし司令、それではマルタ島はやられてしまいます」
「すまないがマルタ島には耐えてもらうしかないのだ。今の我々では日本軍の艦載機に敵わない」
「では、今動かないでいつ動くのですか?」
「もうしばらく我慢してくれ、5月にはこの艦隊の艦載機が全て日本軍と同等かそれ以上になる。そうなったら反撃開始だ」
「わかりました。マルタ島にはもうしばらく耐えるように伝えます」
「君達部下にはいつも苦労をかけてすまないな」
4月20日
イタリア軍はマルタ島に上陸を開始、艦砲射撃で大打撃を受けたマルタ島をイタリア軍は快進撃し23日には海上から航空支援などを行っていたイタリア艦隊が撤退。そして
4月26日
イタリアは悲願だったマルタ島奪還を達成した。この出来事をイタリアは大々的に広報を行った。
イギリス首相官邸
「マルタ島がイタリアに占領されたぞ。海軍は何をしていた?」
「地中海艦隊は艦載機が揃うまで日本軍と戦う気はありません」
「何故だ?戦艦数では負けているが空母、艦載機数なら我々が勝っている。空母、艦載機があれば艦隊戦に勝てるのだろう」
「確かに我々はそう言いましたが、艦載機の性能でも勝っていないとこれからの艦隊戦には勝つことは出来ません」
「なら艦載機はどうなっている?」
「艦戦はマートレット、艦爆はスクア、艦攻はターボンを配備し地中海艦隊には先行して配備しました」「我々が米軍機を使う日が来るとはな」
「仕方ありません、我が国の周辺に空母が存在しませんでしたから次世代機の更新が後回しにされていましたから」
「我が国独自の艦載機の開発は進んでいるか?」
「スクア、ソードフィッシュ、アルバコアの後継機としてバラクーダを新型艦上戦闘機としてシーファイヤの開発を進めていますが完成にはもうしばらく掛かります」
「至急開発を終えてくれ、米軍機はレンドリースで貰ったものだ。我が国では生産出来んから大切に扱ってくれ」
「はっ了解しました」
1942年5月3日
枢軸はジブラルタル攻略の為日本軍によるイギリス地中海艦隊を撃破するためジブラルタルに向け出港した
「この作戦が成功すれば遂に我々はイギリスに攻め込める。諸君等の活躍に期待する」
南雲艦隊は士気旺盛でこれまでの勝ち続きにより勢いがあった
「司令、イタリア軍より地中海艦隊がジブラルタルを出港したとの事です」
「そうか…しかし、イタリア艦隊は動かないんだな?」
「空母の艦載機をドイツから提供された零戦などのライセンス機に入れ換えるそうです。ドイツのライセンス機の方が本家の我々の機体よ
り速度などで勝っているそうです」
「やはりドイツと我が国の技術差は大きいな」
「内地では技術者達が頑張っているそうですから頑張りに期待しましょう」
イギリス地中海艦隊
「司令、先程日本軍の暗号無線を傍受しました」
「内容は解ったか?」
「解読班によりますと日本軍はジブラルタルを攻めるそうです。しかし、目的はジブラルタルの無力化のようで上陸部隊は居ません。また、今まで護衛に就いていた戦艦がマルタ島攻略に参加したため補給のため護衛に就かない事とイタリア軍がジブラルタル攻撃に参加しないことが判明しました」
「南雲艦隊は正規空母2軽空母1であっているな?」
「諜報部が間違っていなければその数です」
「予測通りなら数では我々が優っている。航空機も互角だろうな…良し、本来ならジブラルタルで待ち伏せする予定だったが我々から積極的に攻めようではないか、地の利はこちらにある。全艦全速前進、目標日本軍南雲艦隊だ」
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