欧州空母事情
この二日間頑張りました。
1942年1月 ヴィルヘルムハーフェン
遂にドイツ海軍念願の空母が戦力化した。
グラーフ・ツェッペリン級航空母艦
全長 262m
全幅 27m
排水量33500トン
艦載機数40機
武装
連15センチ砲×4単15センチ砲×8、連10センチ砲×6、37mm×22、20mm×28
ドイツ海軍念願の通商破壊用空母、赤城、加賀を参考に設計され重武装重防御の空母となっている。艦載機としてライセンス生産した零戦10、97式艦攻10、99式艦爆20を搭載している。同型艦はペーター・シュトレッサー。
慣熟訓練を終えたグラーフ・ツェッペリンは北海で未だ慣熟訓練中のペーター・シュトレッサーより一足早く通商破壊を開始した。
イギリス海軍はグラーフ・ツェッペリンを止めたくても艦隊の再編や戦力の拡充により動けなかった。
その頃イタリアでも空母が戦力化していた。
航空母艦アクィラ
全長 235m
全幅 30m
排水量27000トン
艦載機数51機
武装
単13.5センチ砲×8、単6.5センチ砲×12、20mm×82
タラント空襲で航空機に戦艦をやられたイタリア海軍はそれまで不要としてきた空母の必要性を実感し、客船ローマを空母に改装した。この際に日本軍から空母への改装のノウハウと折り畳み翼の開発に苦戦していた為折り畳み翼の技術提供を受けた。艦載機は戦闘爆撃機レッジーアーネRe2001の艦載機バージョン。準同型艦にスパルビエロがいる。
この頃スエズ運河は陥落の危機に瀕していた。制空権は枢軸に捕られ、中東のイギリス軍は東から来る日本軍への対応も迫られ更には独立派による各地での妨害を受けてイギリス軍は枢軸側にじわじわと押され続け。
1942年2月
遂にスエズ運河が陥落し日本の地中海進出が可能となった。
1942年3月
日本海軍は地中海進出を果たしタラントには南雲艦隊が入港、イタリアにも東南アジアの石油が輸送されイタリア海軍が息を吹き返した。これに危機感を覚えたイギリス海軍は再編した艦隊をジブラルタルに派遣した。この艦隊は航空機の有用性を実感したイギリス海軍が新たに立案された軍備案に沿って造られた艦が中心となっていた。
QE級航空母艦
全長 200m
全幅 29m
排水量33000トン
艦載機数68機
武装
連11.4センチ砲×12、20mm×64、ポンポン砲×8
南大西洋海戦で損傷したQE級(バーラム、マレーヤ)を改装し空母にした。世界初のアングルドデッキと油圧カタパルトを搭載している。した以外のQE級も改装される。
ダイドー級対空巡洋艦
全長 157m
全幅 16m
排水量5600~5950
武装
連13.3センチ砲×5、四連装4センチポンポン砲×2、53.3センチ三連装魚雷発射管×2
旧式軽巡を改装した対空巡洋艦、日本のものより重武装でレーダーの性能はドイツ製と同じレベルで日本製より高性能。
M級防空駆逐艦
全長 110m
全幅 11m
排水量1950トン
武装
連12センチ砲×3、連2ポンド砲×1、連0.5ポンド砲×2、533センチ五連魚雷発射管×2
イギリスが建造した対空駆逐艦、対空兵装で秋月級に劣るが量産性が高く、レーダー性能で日本に勝る。
この他にもアメリカからレンドリースで貰った護衛空母“ポートアイランド”級などが混じっていたこの艦隊に対して97艦攻を天山に切り換えた南雲艦隊がタラントを出港、それと同時にイタリア海軍史上最大の作戦としてマルタ島攻略作戦が始動しドイツ軍とイタリア軍を載せた一等輸送艦や二等輸送艦を伴ったイタリア艦隊がタラントを出港、タラント空襲でやられたリットリオ級戦艦にアクィラとスパルビエロを含むイタリア艦隊は一路マルタ島へ向かい、マルタ島を攻めることでジブラルタルからイギリス艦隊を誘きだし南雲艦隊が殲滅する手筈となった。
1942年3月
遂に地中海でも空母対空母の戦いが始まろうとしていた。
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