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新兵器登場

二日間連続投稿です

1941年8月 内地

全国各地の造船所で完成した艦の訓練が進んでいた。その中でも特に異彩を放つのは世界最大の空母大和級だった。

航空母艦“大和”級

全長 340m

全幅 40m

排水量81000トン

艦載機数110機

同型艦大和、武蔵

武装

連10センチ砲×18、25mm×148、

この空母大和級は元々は戦艦として建造されていたが1937年に日本が18インチ戦艦を建造中との情報が漏れ、当時交渉中だった第二次ロンドン条約にて参加しない国家(日本)がいた場合18インチ戦艦に対抗するため16インチ戦艦の建造を許可する事と全ての艦種の排水量制限を大幅に緩和する事が決まった為、時の永野GF長官はいくら強い戦艦でも多勢に無勢で負けてしまうとして、他国の戦艦保有を制限するため自分の首と引き換えに自分自身が参加を蹴った日本の第二次ロンドン条約参加が決まった。しかし、この時点で大和、武蔵の船体部分を含む60%は完成しており後は甲板に艦橋や砲を載せるだけだった大和、武蔵は造船所の船台の上に放置された。しかし、1939年9月の開戦後、イギリスはドイツ海軍に対抗するため第二次ロンドン条約を離脱した。これにより言い出しっぺのイギリスが抜けたため各国もそれに続いて次々に離脱、1940年になる前に条約は無効化した。そして大和級の建造が始まるかと思いきや永野GF長官に続き後を継いだ山本五十六GF長官の持論である正規空母10隻によるハワイ、マニラ壊滅構想を実現するため大和級は空母として建造が再開された。しかも大和級はこれまでの日本空母と違いレキシントンのようなアメリカ式の船体に格納庫を載せる方式だった。既に船体の大半が完成している大和級を早く戦力化するにはこの方法が一番手っ取り早かった。これにより大和級は全長340全幅38速度30ノットの戦艦から全長340全幅40速度32ノットの巨大空母と化した。特徴としては飛行甲板全体が対500kg防御である事と格納庫が開放式一段である事、サイドエレベータを採用していることが挙げられまた、煙突も日本空母として二番目に斜め煙突を採用している。

他にも空母蒼龍と蒼龍をベースにした量産型空母飛龍級に蒼龍の拡大版である翔鶴級と山本五十六GF長官の構想は実現していた。

航空母艦“蒼龍”

全長 242m

全幅 24m

排水量21000トン

艦載機数76機

武装

連12.7センチ砲×14、25mm×86

第二次ロンドン条約締結後にGF長官に就任した山本五十六により鳳翔、龍穣を練習空母に格下げし残った21000トンで造った正規空母、後の日本空母の原型となる

飛龍級航空母艦

全長 254m

全幅 25m

排水量24500トン

艦載機数84機

武装

連12.7センチ砲×14、25mm×94

蒼龍をベースにした量産型空母、蒼龍で得た運用データや新技術を投入した正規空母、直線を多用した結果、建造期間が一年半と日本正規空母最短である。日本空母初の斜め煙突採用艦。

翔鶴級航空母艦

全長 283m

全幅 30m

排水量29000トン

艦載機数94機

武装

連10センチ砲×16、25mm×104

蒼龍の拡大版である正規空母、甲板に対250kg防御が施され日本空母初の開放型格納庫を持つ日本空母初の蒸気カタパルト採用艦で日本空母で三番目に斜め煙突を採用している。

山本五十六GF長官はこれ以外にも斬撃作戦の見直しや航空機の開発促進、防空艦の開発を行った

防空駆逐艦“秋月”級

全長 134m

全幅 12m

排水量2600トン

武装

連10センチ砲×4、25mm×68、爆雷×2

日本の駆逐艦として最大となる防空駆逐艦、対艦戦闘をほとんど想定していない。ドイツから輸入した対空レーダーや最新式の対空指揮装置を持つ

防空巡洋艦“天竜”級

全長 143m

全幅 12m

排水量4000トン

艦載機数2機

武装

連10センチ砲×5、25mm×86

旧式軽巡である天竜級を改装し艦橋を拡大して秋月級と同じドイツから輸入した対空レーダーと新型対空指揮装置を搭載し防空指揮所が増設された。以後旧式軽巡は新型軽巡と入れ替えで防空巡洋艦に改装していく予定

これらの防空艦に守られる空母にも新たな艦攻と艦偵が配備された

艦上攻撃機“天山”

全長 13m

全幅 14m

航続距離2300km

武装

12.7×3、魚雷×1か800kg×1

97艦攻の後継機、一式陸攻と同じ火星エンジンを搭載し速度、防御力、火力が上昇している。積載量が上昇していないのは速度などを強化したため。

艦上偵察機“紫雲”

全長 11m

全幅 12m

航続距離2800km

武装

12.7×1

武装を極限まで減らしスピードと航続距離を求めた機体、当初は液冷エンジンを搭載する予定だったが艦載機に重要な稼働率や偵察機に重要な高馬力などの面から火星エンジンを採用した。液冷エンジンは現在愛知と川崎が日本での安定した稼働率を出すためにハインケル社の技術者達から研修を受けると同時に整備士の育成を行っている。

1941年10月

大西洋では戦力再編を終えたイギリス海軍が再び行動を開始した。これに合わせて慣熟訓練を終えた山口多聞少将率いる蒼龍、飛龍、雲龍が天竜級2秋月級8を率いて大西洋に向けて出港した。

日本の建造の流れ1937~

1937年 第二次ロンドン条約締結、嶋田GF長官引退し山本五十六GF長官就任、大和級建造中止、蒼龍完成

1938年 蒼龍をベースに飛龍級と翔鶴級の設計完了、防空艦の建造及び改装開始

1939年 イギリスが第二次ロンドン条約を脱退、日本も脱退、飛龍級建造開始、翔鶴級建造開始、大和級建造再開

1940年 飛龍級最初の二隻(飛龍、雲龍)完成、紫雲、天山採用、防空艦の数が揃い始める

1941年 大和級完成、翔鶴級完成、紫雲、天山生産開始、横須賀、大神にて改大和級建造開始


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