一番星(推し)
掲載日:2026/09/08
今日も訪れるが心の黄昏 俯く私に空が重く伸し掛かる
歩みもノロノロ 息もゼイゼイ 進む先は底なし沼の底の底
何故人間は生きるのか 振り返るまでもなくそこに答えなど在る訳無い
生きる意味を見出すが人の生せいで在り 私の心は黄昏色に閉ざされる
心身呑まれる底なし沼に 沼の水に瞬く光が瞳に映る
ふと見上げる 在るはやはり無謬を押し付けてくる黄昏
無いもの探しも馬鹿らしい もう何もしたくないと 仰向けに倒れれば やっとそこに相見える一番星
輝くアナタに憐れまれるは ついぞここに来て屈辱なれば 涙一筋そこへ手を伸ばすのも 手に入るは虚しさばかり
あゝ アナタに成れるならば せめてアナタに近付きたい 終わりを悟りて心に湧くが 星(推し)を求める妬み嫉みに独占欲よ
だから私は生き汚くも 足掻き藻掻き底なし沼など気に留めるなバカヤロー
アナタにこの手が届くその時まで 私はシぬ事非ずば この手がアナタに届けば この星(推し)の遍くを占めて 私がアナタをコロしましょう




