プロローグ: 《天鷲》
小説を書き始めてからほんの1ヶ月です。温かい目線で読んで頂けると嬉しいてす。
アイディアがうかんでは、新しい小説を書いているので投稿頻度が遅い事をお詫びします。
学生ながら頑張ってます。
――深宇宙。
青かった記憶は、とうにどこかへ滲んで消えた。
地球を離れて七十二時間。
主人公・**凱斗**の小型艇は、損傷した航法装置の代わりに、古い受信機を無理矢理つないで航路を探していた。
船内に響くのは、冷却ファンのかすれた音だけ。
「……これ以上、どこまで逃げればいいんだよ」
独り言を呟いたそのとき――。
ピッ……ピッ……ピッ……
雑音だらけの受信機に、規則正しい周波数が走る。
凱斗は息を飲んだ。
「このパターン……まさか……!」
それは、幼い頃、訓練艦で聞いた“特別保安部隊専用コード”。
もう二度と耳にするはずのない、懐かしい呼び出し信号だった。
画面には、霞むように一つの文字列が浮かび上がる。
《AMAWASHI》
「……《天鷲》!? 生きてたのか……!」
次の瞬間。
宇宙の闇を切り裂くように、巨大な影がゆっくりと姿を現した。
艦首はヤマト型の鋭いシルエット。
側面からは、大YAMATO零号特有の可変ウイングが半展開し、青白い光を受けて金属光沢が走る。
後部には、伊勢型航空戦艦のような長いフラット甲板が静かに伸び、そこから微かに誘導灯が瞬いた。
艦名灯――《天鷲》。
その巨体は、まるで凱斗の舟を守るように、前方へ滑り込む。
「こちら《天鷲》旗艦ブリッジ。……凱斗、お前を迎えに来た」
懐かしい声が通信に届いた。
胸の奥が熱くなる。
ゆっくりと、確実に、その巨艦は小型艇の進路へ影を落とす。
――帰る場所は、まだあったのだ。
完結に向けて頑張って執筆していきますので、「面白い!」「続きを読みたい!」と思って頂けたら、ブックマークや評価をして頂けるとうれしいです!
モチベーションががあがると、寝る間も惜しんで執筆してしまいます。
これからも、よろしくお願いします!




