表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/85

トップとの話し合いを好きな人は居ない皆無だと思う件

 最近バタバタしていて投稿が遅れました。

 ああ、とうとう着いてしまった。


 ギルドへの道のりは実に単純で心と身体に重い足枷がある状態のため普段の倍以上の時間がかかるも、後ろを向かずに歩を進めていればいつかは目的地に到着してしまう。(カイルみたいな極度の方向音痴は例外にせざる得ないけど)


 目の前に聳え立つ立派な建物のギルドを前に今日何度目か分からないため息を吐く。


 (よ、よし!10、いや15秒数えたら行こう)


 身体が重い為か心もいつもより重い気がする。


 (い、いややっぱり…)


「あ、エド」


「!!!」


 意識外からの突然の声がけに声にならない悲鳴をあげる。


「そんなに驚かなくても良いじゃん」


 振り返ると身だしなみが整っているアレックスが立っていた。


「アレックスか。びっくりしましたよ」


「ごめんごめん」


「どうしてここに居るんですか?」


「なんでって俺の職場ここだからね」


 そっか、最近色々ありすぎてちょっと抜け落ちてたかも。


「ギルマスの呼び出しで来たんだよね?」


「そうですね」


「じゃあ一緒に行こう」


「………」


 ちょっと待って!まだ心の準備が!


 引っ張られる様にギルドの中へと引きづり込まれる。


 やっぱりアレックスも探索者なんだと思った。








「良く来たな、エドワード。新人探索者大会優勝おめでとう。圧倒的だったな」


 アレックスに連れられてギルドマスターと机を隔てて向かい合っている。


「ありがとうございます」


 圧倒的ではなかったと思うけど。…でも運は圧倒的だったかも。


「すまんがあれの用意を頼む」


 ギルドマスターの大きな声が響く。

 暫しソファに座って待っているとギルド職員が丁寧に何か持って来た。


「新人探索者大会優勝という事でDランクに昇格だ。おめでとう」


「いえ、辞退したいです。僕の実力には見合わない。まだEランクでいたいです」


 これは心からの言葉。僕はランディ達との特訓でEランク程の実力はあるかもしれない。しかしDランクに昇格出来るほどの実力は僕には無い。『優勝』の結果も幸運に幸運が何個も重なった結果だから。


「エドワードが昇格しないと他のEランクが昇格出来なくなる。だから頼む。悪い事は無いから」


 しょうがないかな。他のEランクの人達にも迷惑だし受け入れるか。


 姿勢を正して大きく息を吐いた。


「分かりました。がんばります」


「受け入れてくれて助かる」


 はあ、やっと終わった。


 ソファから立ちあがろうと前に体重をかける。


「ちょっと待て」


 え?まだあるの?


 ギルドマスターは呆然と固まる僕に畳み掛ける。


「本題はここからだ」


 聞いてないんだけど?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ