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運も実力の内

 普通に書き忘れてしまっていましたが決勝トーナメントに進めるのは8人です。

 手を突き上げる僕に観客達から惜しみ無い拍手が送られる。


 なんか勝っちゃった。メチャクチャここに居づらいから早く家に戻りたい


 しかし、心の声は表に出さず、意味ありげに笑いながら足をゆっくり動かし始めた。




 トンネル内である観客の声を耳にする。


「はっ!そうか!今まで避けてばっかりだったのは攻撃すると直ぐに終わってしまうからでは無いか!?」


「確かにな、余裕そうだったしな」


 全然違います。普通に避けるのが精一杯でしたよ。


 こっそりと反論しながら控室へ向かった。






「エド!ナイス勝利!」


「おめ」


 控室に戻るとランディ、リリスが迎えてくれた。


「ありがとうございます」


「この調子で後2戦絶対勝ってね」


「…は、はい」


 「特訓してやったんだ、絶対優勝しろよ」と言う笑顔が突き刺さった。


 目が笑っていないとはちょっと違う、何て言うんだろう。言い表せない。


「あっ、そうそう。最後の攻撃、偶然でしょ」


 ランディの笑顔がひりつく物から柔らかい物に変わる。


「分かりました?そうなんですよ。そこで一つ聞きたい事があって…」


「良いよ」


 うわ、なんというイケメンスマイル。表面上はめっちゃイケメンなんだよね、ランディは。表面上はね。


「最後、どうやってボームを倒したのですか?」


「ああ、そんなことか。真っ直ぐ顎に突っ込んだんだよ」


 偶々?突っ込む?顎に?僕が額から?

 そんな偶然ある訳あるんだよな…。なんかごめん。


「運も実力の内だから堂々としていれば良いよ」


 少し申し訳ない気持ちになっている僕にランディの言葉が染み渡った。

 今日から悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンド日記(メモリーズ)の方でエドワード(エド)以外の悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンド達の新人探索者大会編を投稿します。

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