人も魔法も見た目で判断してはいけない
お久しぶりです。そしてあけましておめでとうございます。今年も楽しんで頂けると幸いです。
キーン
生存する腕輪が発動する音が響く。
「おっ、6発避けれたか。最高記録更新だな」
「ハァハァ」
新人探索者大会まで残り3日、漸くカイルの火の矢を5割避けられる様になってきた。
「もう一回行ける?」
「お願いします」
カイルの問いかけにすぐさま答える。
少し離れて対面する。
カイルが手を動かすと瞬く間に魔法が構築し、凄まじい速さで飛んできた。
「うっ」
身を捻ってなんとか避ける。
これまでで分かった事がある。カイルの火の矢は僕の知っている火の矢とは違う。進行方向に対して垂直に回転している。そのせいでか当たり判定が火の矢一本分はでかい。
避けた側から次の矢が放たれる。それもギリギリ避けるめ体勢を崩される。
「やばい」
追撃の火の矢を避け切れずに生存する腕輪の金属同士をぶつけた様な音が鳴った。
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そんなこんなで大会を明日に控えた僕は皆んなと夕食を食べにきていた。
「エールもう一杯」
「私も!」
「…唐揚げ」
各々好きに食べたり飲んだりしている。この魚の塩焼きうまっ。
全員満足一歩手前にの段階で2人組の男女が近寄ってくる。
「僕は《永遠の花》のケール・マクソ!」
「同じく《永遠の花》ジェーン・スミス!」
「「エドワード・クレイ、お前に宣戦布告する!」」
ああ、この展開見た事あるぞ。でもこれまでと違うのは…。
「ウチのエドに何か用かな?」
僕のパーティメンバーがいる事。そして最近僕の中で1番好戦的(な疑惑がある)ランディが逃す筈が無い!
圧力のある笑顔で対応すると2人の顔が露骨に引き攣る。
「何かあるなら後でにしてくれない?見ての通り僕達食事中なんだ。あっ、見えなかったならしょうがないか」
「し、失礼しました」
「「覚えてろ〜」」
追撃に耐え切れず、お手本の様な捨て台詞。少しある種の感動まで覚える。僕だったらそんな事しないのに。
「酔いが覚めた。飲み直そっか」
大会編は2025年内に終わる予定だったんですけどね?なんででしょうね、まだ大会始まってすらいませんよ。
エンマ大王メダル読み込まずに5時間は周回していた。悲しい。




